これ、何だか分かります?
よく見ればすぐに分かるんでしょうけれど、遠目には一見、シンプルなフレームのみの棚か何かにも見えるような…。
こちら、アメリカ・ニューヨークの人気家具・雑貨ブランド”POTTERY BARN”の鏡張りのチェストなんですけれど、遊び心があるのに落ち着いた雰囲気で、しかも可愛らしいこの感じ、かなり素敵かなと。
もっと背の高いのもあります。
いいですね〜、欲しいですね〜。
さて、本日の本題はここからです。
アメリカ在住のTamaraさんという女性、「このチェスト、素敵♡」と思ったんですが、こういうものはやはりそれなりに良いお値段がします。上記のPOTTERY BARNのものは、いずれも999ドル。ネットやオークションで探してみても、どれも最低でも800ドル〜1,000ドルくらいはするんだそうで、それに加えて送料も100ドル以上はかかってきます…。
で、このTamaraさん、「そんなに出すんだったら、DIYしてみようかな」と思って、自分で作ってしまったんだそうで。
【用意した材料、道具類】
中古のチェスト
サンダー、サンドペーパー
スプレー2種(下塗り用、本塗り用メタリック)
カットしたミラー(天板用×1,側板用×2,引き出し用×3)
鏡用の接着剤
引き出しの取っ手ノブ
直径1インチの丸い鏡(ノブ装飾用)
直径3/4インチのアクリル宝石(ノブ装飾用)
ホットグルー
早速DIY開始。
まずは、ちょうど良さそうなチェストを中古で探してきます。
外観には全部手を入れることになりますから、汚れや激しい塗装剥がれがあっても問題なし。フレームがしっかりとしていてガタガタしないようなもので、汚れの激しい物を探すと、今回の使途にマッチしたものを比較的安価に見つけることができるかも。
サンダーを使って、表面の古い塗装を剥がしていきます。
電動のサンダーがあると楽かも知れませんけれど、チェスト1個分くらいだったら手でやっても大した時間はかからなさそう。
足周りの曲面部分も手作業で落とします。
Tamaraさんはかなり丁寧に作業しているみたいですけれど、後で出てきますけれど、下塗りのスプレーもするので、ここまできっちりと剥がさなくても大丈夫かなと。
古い塗装をひと通り剥がしたら、次はスプレーで塗装。へこみや欠け、割れがある場合には、この段階で木材用のパテで埋めておくのも良いかも知れません。
塗装に使用するのは、この2種類のスプレー。
下塗り用の錆止め入りのプライマーと本塗り用の金属用のメタリックスプレー。この組み合わせは、塗料を購入した店で勧められたんだそうです。
フレームと足をメタリックスプレーで塗装。
塗料が乾燥したら、今度は鏡の貼り付け。もう少しで完成です。
天板、側板と引き出しの全面に鏡用の接着剤を塗りまして、
鏡をはめ込みます。
鏡は、欲しいサイズよりもほんのちょっと(1/8インチとありましたから、3mm程度でしょうか)小さくカットしておいてもらうと、はめ込んだり合わせたりの各種作業がやりやすいとのこと。
ちなみに、引き出しにノブを付ける場合には、鏡を貼り付ける前に、ノブを通すための穴を鏡に開けておく必要があります。
鏡に自分で穴を開けるのは結構難易度が高いと思いますので、鏡を注文する際に一緒に穴あけをしてもらった方が良いかも。個人的な好みを言わせてもらいますと、このデザインだったらノブ無しのほうが好きかなと…。
鏡が浮いてきたりしないように重石を乗せて、接着剤が乾くまでしっかりと圧着します。
側板も横から押さえます。
仮止め用に薄手の強力両面テープを併用するのも良いかも知れません。
最後にノブを取り付けて、
完成。
掛かった費用はこみこみ300ドルだそうです。
ベッドルームでもリビングでもダイニングでも、どこに置いてもその場所に完全にマッチしてくれそうなこの感じ、これはいいですね〜。
これが300ドルで手に入るなら、やる価値は十分にあると思います。
これはこの夏やるしかないかも。
( Photos #1-#2 via POTTERY BARN , Photos #3- via The Tamara Blog )
「ベッドルーム」タグアーカイブ
【低いくぼみでリラックス】ベッド脇に掘られた寛ぎのスペース
こちらのお宅、ちょっとおもしろいなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
吹き抜けでつながるロフト的なフロアのあるリビング・ダイニング・キッチン。
上のフロアは、セカンドリビング兼書斎的なスペースとベッドルームになってまして、立面図でみるとこんな感じ。
そして、おもしろいなと思ったのはこちら、ベッドルームの入り口のこの部分。
スキップフロアとはちょっと違うんですが、一段低くなった、くぼみ状のスペースが作り込まれてるんです。
わずか2段の段差で作られたほんの小さなスペースですけれど、こうなっているだけで、ここにちょっと腰掛けて本を読んだりコーヒーを飲んだり、何があるわけでもないのに、単なる床とは全く違うスペースとして使えるようになっちゃうわけで、これはなかなか宜しいのではないかなと。床よりも更に低い場所で寛ぐというのは、他では得難い、何とも言えない特別な居心地の良さもがあると思いますしね。
これを和風に応用して、「リビング脇の窪地スペース+ごたつ」なんてのも、もしかするとおもしろいかも。
こういうアイディアって、実際に見れば、「おもしろいな」「いいな」と思うんですけれど、何もないところからだとそう簡単にはたどり着けないですよね。そういう意味では、ネット全盛のこの時代、Webを介してさまざまなアイディアに手軽に触れることができるというのは本当に幸せなことだなと思います。
( via airbnb )