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ロフトの斜め屋根の下のスペース



ちょっと上手いタイトルが付けられなくてすいません。

この場所、なんて表現すれば良いのかよくわからなかったもので・・・。
でも、この雰囲気は好きですね。
ロフトの斜めになった屋根の部分を削り取って、そこにちょっとしたスペースを作ってしまっています。
僕は専門家でないので強度とかの問題はよくわかりませんが、今時の建物は屋根もそれほど重く無いと思いますし、こんな感じに思い切って削ってしまってもあまり問題無さそうな気がします(コレにご興味のある方は、詳しくは建築家さんや工務店さんと良くご相談くださいませ)。
この凹んだ屋根の下のスペース、斜めの屋根の包まれ感と凹みの包まれ感の相乗効果でとても落ち着きそうです。

リビング脇のワークスペース



明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、新年第一弾にご紹介するのは、こちら、リビング脇のワークスペースです。
こちら、リビングの一画の「凹み」スペースをワークスペースにしてしまった例なのですが、これは中々いい雰囲気です。
空間というのは正方形に近い方が利用効率が良く、何かと使い易いものだと思っていますが、実際に家を建ててそこに住む、ということになると、必ずしもそういう訳には行きません。
壁の内側には様々な住宅設備が埋め込まれていますし、階段があったり、クローゼットがあったりする訳です。
本棚や色々な家具も置かれて行きます。
そうすると、どうしても家の中に「凹み」的なスペースができてしまう訳です。
適当に扱ってしまうと、単純な「マイナス」になりかねない「凹み」ですが、閉じられた閉鎖的なスペースであり、「包まれ感」、「落ち着き」を生み出してくれるという「プラス」の面もあります。
この凹みをどう扱うかというのは、生活動線上も、スペースの有効活用という面でも、とても重要です。
僕の知り合いにも、リビングにこういった感じのワークスペースを作っている方がいます。
まさにこんな感じの雰囲気で、椅子は夫婦2人分、ノートPCも2台並べて、ご主人が映画を見ている脇で奥さんがPCで調べ物をしたり、二人でならんで思い思いのサイトをブラウジングしたり、ということをしているそうです。
「凹み」を生かしてこんな感じのワークスペースにすることで、リビングと同一の空間の様でありながら、区切られた別個の空間を作り出すことができます。
複数の人がそれぞれの時間を過ごしながら、それでも同一の空間にいて、近い距離感を保つ、ということができるそうです。
少し話がそれますが、ある調査で、学力の高い子供の約9割がリビングで勉強をしている、という結果が出たことがあるそうです。
この結果をどう見るべきなのか、という点については僕は専門家ではないのでよくわからない点もあるのですが、仮説としては「子供の学習を親が手助けする機会が得易い(結果を採点してあげる、判らないところを教えてあげる、など)」、「家族間のコミュニケーションの多さと子供の学力には相関がある」、という様なことが考えられるそうで、言われてみればそうかな、という気もします。
このエリアを、子供が小さい間は夫婦間の共有スペースにしておいて、子供が大きくなったら、子供の勉強エリアにする、という長期的なプランを考えてみるのも良いかもしれません。