こちらのお宅のダイニング、ちょっと素敵なんですけど。
頭上には、格子の入った大きな天窓が2つ。
そしてその脇には大きな造作の本棚。
これだけのサイズがあれば、お気に入りの作家の作品集や文庫、ムック、各種の書類なんかも含めて、家族皆の分のいろいろなものをまとめて収めておけますので、かなり便利に使えそうです。
とはいえ、本はダイニングやリビングだけで読むものじゃありませんから、他のスペースにも当然本棚は必要なわけですけれど、そこら辺もぬかりはありません。
ベッドルームの枕元の壁面にも、程よいサイズの本棚が作り付けてあります。
当然子供部屋にも。
向こうのベッドエリアの枕元にもあります。
本棚から話がそれますけれど、この子供部屋の作り、ちょっと良くないですか?
2つのベッドを単純に配置するのではなく、1mくらいのシンプルな袖壁を作って、それを使ってスペースを分けてあるんですけれど、このアイディア、面白ですよね。完全に分けてしまうと、双方のスペースとも結構圧迫感がある感じになってしまいそうですけれど、この分け方だったら圧迫感もほぼないでしょうし、その一方で、ベッドに横になったときにはお互いの顔が見えないようになるので、多少のプライベートも確保できます。壁があるお陰で、夜にライトを付けて本を読んでいたりしても相手に迷惑を掛けないでいられそうですし、中高生くらいになって、いよいよ本当に部屋を区切る必要が出てきたときにも、この壁を使えばリフォームも簡単にできそうですしね。
本の話に戻ります。
せっかくここまで本のことを意識していろいろ作り込むんだったら、読む場所も欲しいですよね。
ということで、大きな天窓の入った勾配天井の下に一人掛けのソファを置いて、リーディングヌックに。
天窓の下の明るく開放的な雰囲気と、斜めの天井の下の包まれ感が組み合わさったこの雰囲気、落ち着いて気持ち良く読書ができそうです。
パソコンとスマホが普及し、電子書籍も台頭してきているこのご時世、思わず「もうそんな大きな本棚は自宅に必要ないかな」と考えてしまいそうになりますけれど、実はそうでもないと思うんです。
「本当にお気に入りの本は紙の書籍で読みたい」という方も多いのではないかと思いますし、雑誌の類でもそういったものは多々あるでしょう。子どもの描いた絵や手紙、長期に渡って紙で保管をしておく必要のある書類なんかもまだまだあります。
これから家を建てたりリフォームするご予定のある方がいらっしゃいましたら、こちらのお宅を参考にしつつ、自宅にどの程度の容量の本棚があって欲しいのかをしっかりと検討してみることをオススメしておきたいと思います。
例え全ての本が電子書籍に取って代わられる時代がやってきたとしても、リーディングヌックで寛ぎながら本を読む時間が素晴らしいことには、何の代わりもないだろうと思いますしね。
( via Home Adore )
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【夏休みのDIYアイテム】落ち着いた可愛らしさのある鏡張りのチェスト
これ、何だか分かります?
よく見ればすぐに分かるんでしょうけれど、遠目には一見、シンプルなフレームのみの棚か何かにも見えるような…。
こちら、アメリカ・ニューヨークの人気家具・雑貨ブランド”POTTERY BARN”の鏡張りのチェストなんですけれど、遊び心があるのに落ち着いた雰囲気で、しかも可愛らしいこの感じ、かなり素敵かなと。
もっと背の高いのもあります。
いいですね〜、欲しいですね〜。
さて、本日の本題はここからです。
アメリカ在住のTamaraさんという女性、「このチェスト、素敵♡」と思ったんですが、こういうものはやはりそれなりに良いお値段がします。上記のPOTTERY BARNのものは、いずれも999ドル。ネットやオークションで探してみても、どれも最低でも800ドル〜1,000ドルくらいはするんだそうで、それに加えて送料も100ドル以上はかかってきます…。
で、このTamaraさん、「そんなに出すんだったら、DIYしてみようかな」と思って、自分で作ってしまったんだそうで。
【用意した材料、道具類】
中古のチェスト
サンダー、サンドペーパー
スプレー2種(下塗り用、本塗り用メタリック)
カットしたミラー(天板用×1,側板用×2,引き出し用×3)
鏡用の接着剤
引き出しの取っ手ノブ
直径1インチの丸い鏡(ノブ装飾用)
直径3/4インチのアクリル宝石(ノブ装飾用)
ホットグルー
早速DIY開始。
まずは、ちょうど良さそうなチェストを中古で探してきます。
外観には全部手を入れることになりますから、汚れや激しい塗装剥がれがあっても問題なし。フレームがしっかりとしていてガタガタしないようなもので、汚れの激しい物を探すと、今回の使途にマッチしたものを比較的安価に見つけることができるかも。
サンダーを使って、表面の古い塗装を剥がしていきます。
電動のサンダーがあると楽かも知れませんけれど、チェスト1個分くらいだったら手でやっても大した時間はかからなさそう。
足周りの曲面部分も手作業で落とします。
Tamaraさんはかなり丁寧に作業しているみたいですけれど、後で出てきますけれど、下塗りのスプレーもするので、ここまできっちりと剥がさなくても大丈夫かなと。
古い塗装をひと通り剥がしたら、次はスプレーで塗装。へこみや欠け、割れがある場合には、この段階で木材用のパテで埋めておくのも良いかも知れません。
塗装に使用するのは、この2種類のスプレー。
下塗り用の錆止め入りのプライマーと本塗り用の金属用のメタリックスプレー。この組み合わせは、塗料を購入した店で勧められたんだそうです。
フレームと足をメタリックスプレーで塗装。
塗料が乾燥したら、今度は鏡の貼り付け。もう少しで完成です。
天板、側板と引き出しの全面に鏡用の接着剤を塗りまして、
鏡をはめ込みます。
鏡は、欲しいサイズよりもほんのちょっと(1/8インチとありましたから、3mm程度でしょうか)小さくカットしておいてもらうと、はめ込んだり合わせたりの各種作業がやりやすいとのこと。
ちなみに、引き出しにノブを付ける場合には、鏡を貼り付ける前に、ノブを通すための穴を鏡に開けておく必要があります。
鏡に自分で穴を開けるのは結構難易度が高いと思いますので、鏡を注文する際に一緒に穴あけをしてもらった方が良いかも。個人的な好みを言わせてもらいますと、このデザインだったらノブ無しのほうが好きかなと…。
鏡が浮いてきたりしないように重石を乗せて、接着剤が乾くまでしっかりと圧着します。
側板も横から押さえます。
仮止め用に薄手の強力両面テープを併用するのも良いかも知れません。
最後にノブを取り付けて、
完成。
掛かった費用はこみこみ300ドルだそうです。
ベッドルームでもリビングでもダイニングでも、どこに置いてもその場所に完全にマッチしてくれそうなこの感じ、これはいいですね〜。
これが300ドルで手に入るなら、やる価値は十分にあると思います。
これはこの夏やるしかないかも。
( Photos #1-#2 via POTTERY BARN , Photos #3- via The Tamara Blog )