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【開放感と利便性の共存】吊り棚のある開放的なキッチン



こういうのも吊り棚っていうんですかね。

壁面への固定と天井からの吊るしとカンチレバー的な片持ち構造の組み合わせというちょっと変わった棚なんですけど、そのお陰で随分と開放的な雰囲気が得られているのでは無いかと。
長く親しくさせていただいているある先輩の家のキッチンにも、この棚とはちょっと違うんですが天井から吊るタイプの棚が作ってあるんですけれど、こういう棚ってホントキッチン向きだと思うんですよね。
キッチンというのは作業場所なので、作業をしながらサッと手を伸ばしてモノが取れる範囲内に使い勝手の良い棚や収納があると、何をするにも何かと便利なわけです。
とは言えキッチンカウンターの上はまさにそのメインの作業場所なわけで、そこに側板があるタイプの普通の棚を作ってしまったら、それだけでいきなり作業スペース使いづらくなっちゃいますよね。
それを解消してくれる1つの方法が壁面に棚柱を取り付けて棚受けをはめ込むロイヤル的な棚の類なんですけれど、このタイプの棚には当然ながら「壁」が必要なわけで、つまりそういったタイプの棚を手が届く範囲内に作るということは、必然的に壁に向かって作業をすることになってしまうということでもあるわけです。
その点、吊り棚や片持ち構造的な棚というのは側板も壁面も必要としないので、作業スペースも圧迫せず、開けた視界も得ることができるというまさに作業スペース向きの素晴らしい仕組みなのかなと。
キッチンというのは大抵は壁に向かって作業をするような場所だと言われてしまえばそれまでかも知れないですけれど、主婦(又は主夫?)にとっては1日の中の少なくない時間を過ごす場所なわけで、そこが少しでも開放的であったり雰囲気が良かったりするのってとても大切なポイントだと思うんですよね。
当然のことながら、せっかくここまで考えるならば、まずはキッチンの正面には大きな窓、その向こうにはどこまでも視界の開けた素晴らしい景観を用意しておきたいものですが…。
( via PLANET DECO )

【作業と機能と収納】キッチン中央の大振りなカウンター



コチラ、オレゴン州ポートランドの”rejuvenation”という照明や内装パーツのお店のサイトで発見したキッチンカウンターの写真なんですが、なかなか良い感じかなということでちょっとご紹介させていただきたいと思います。

大きなキッチンカウンターとグラスシェードの照明_[0].jpg

ボリュームのあるガッチリとした木製のボディに、落ち着いた白い大理石の天板の組み合わせ、かなり好みな感じですね〜。3つ並んでぶら下がったシンプルなクリアガラスシェードの照明と、キッチンカウンター含めたキッチン全体の雰囲気もとても良くマッチしてます。

カウンターのサイズは1.2m×2.5mといったところでしょうか。このくらいゆったりとした作りをしていると、サブのダイニングテーブルとしても十分使えそうですよね。

カウンターの下には細々したものを収納しておくための抽斗が2列4段、それに加えてコンパクトなサブの冷蔵庫も埋め込まれちゃったりしてますし、両サイドには、モノの出し入れがし易そうなオープンな棚と、料理本なんかを入れておける本棚スペースまであります。

これくらいのサイズのキッチンカウンターになってくると、当然のことながらスペースも相当専有しますし、導入にあたっては結構勇気もいると思うんです。それでも、スペース的な制約が許すのであれば、極力頑張って大きめのキッチンカウンターを入れておいたほうが間違いなく良い結果に繋がると思うんですよね。

キッチンというのは基本的には作業場所なわけで、そこで求められるものはどこまで行っても使い易い作業スペース/収納スペースと各種機能の集合体なわけです。そういう意味では、キッチンスペースの中心に作業スペース兼収納スペースであるキッチンカウンターを据えてしまうというのは合理的な選択だと思いますし、こんな感じの大振りなキッチンカウンターを導入することは結局はスペースの効率的な活用につながるわけで。

でも、当然のことながら、これだけのサイズのモノを入れるのって正直言って後付ではちょっと厳しいですよね。なので、家を建てるまたは購入する段階で最優先事項の1つとして計画に盛り込んでおいて、カウンターの存在ありきの前提でキッチン全体の作業スペースや収納スペース、動線などをまとめて設計するというのが理想的な進め方なんだろうなと。

( via rejuvenation )