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【空調・電気設備も忘れずに】自宅のベッドルーム&子供部屋のリフォームプラン



最近、時間があるときに、軽く自宅のリフォームプランを描いてみたりしてます。

直近で対応が必要となる見込みの(といってもまだ多少の時間はあるんですが)、最大の課題は子供部屋。プランの候補はいろいろあるんですが、1つのパターンとしては、現在の僕らのベッドルームを改造して、そこに子供部屋を割り当てるというもの。

 

今の状態はこんな感じです。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム 家具無し サイドから

フロアが黄土色になっている部分が現在使用しているベッドルーム。

ちょっと変則的な形をした勾配天井の下のロフト的なスペースで、縦4.5m×横6.75m、30平米18.5畳程度の広さなんですが、階段室(中央奥のグレーの壁の向こう側)が1.5畳分くらいありますから、実際に使えるのは17畳程度ということになります。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム 家具無し 頭上から

実は今までしっかりと計算してみたことがなかったんですけれど、このベッドルーム、17畳もあったんですね…。思いのほか広くてちょっと驚いてたりして…。

 

右側のエリアにクイーンサイズのベッドが入れてあります。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム クイーンサイズのベッドあり

 

細長い形のスペースですから、通路なんかも考慮すると区切り方がちょっと難しいんですが、こういうのはどうかなと。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム クイーンサイズのベッドあり 12.5畳と4.5畳に区切ってみる 斜めから1

階段の幅にあわせて壁を2枚立てて、そこに隣接する2.7m×2.7m≒7.3m 4.5畳程度の小部屋を作るプランです。

 

右奥エリアへアクセスするための通路には、勾配天井の下の天井が低くなった部分を割当てます。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム クイーンサイズのベッドあり 12.5畳と4.5畳に区切ってみる 斜めから2

使い方がちょっと難しい、斜めの天井の下の部分を通路に割り当てることで、スペースの利用効率が、多少なりとも良くなるのではないかと。高さが185cm程度しか確保できていないので身長の高い人はちょっと注意が必要ですけれど、僕ら夫婦は2人とも身長180cm以下なので問題なし。

 

でも、新しくできる部屋は広さが4.5畳しかありませんから、2人用の子供部屋として使うのはちょっと難しいですかね…。

2段ベッドと勉強机1つならとりあえあずOKそう。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム クイーンサイズのベッドあり 12.5畳と4.5畳に区切ってみる 2段ベッドとデスク1個 斜めから

とは言え、生まれたばかりの子供だって6年ちょいすれば小学校に通うようになりますから、2人用の子供部屋には2つの勉強机が必須ですよね…(うちの場合、小学校低学年の間くらいまでは親の目の届く範囲で勉強をさせたいと考えていて、現状はリビングの一画に勉強机を置いているので、子供部屋には置けなくても大丈夫なんですが)。

 

勉強机を2つ入れるとこんな感じ。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム クイーンサイズのベッドあり 12.5畳と4.5畳に区切ってみる 2段ベッドとデスク2個 斜めから

やはりちょっと無理がありそうでしょうか…。

 

2段ベッドをちょっとスリムなタイプにする前提で、レイアウトもちょっと変えて考え直してみます。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム クイーンサイズのベッドあり 12.5畳と4.5畳に区切ってみる 2段ベッドとデスク2個その2

キツキツではありますが、小学校のあいだくらいならばギリギリ許容範囲内といったところでしょうか。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム クイーンサイズのベッドあり 12.5畳と4.5畳に区切ってみる 2段ベッドとデスク2個その2 頭上から

本棚や収納関係を別途どこかに作りこまなければならなさそうですけれど、これなら何とかなりそうです。

まあ、上の子が小学校高学年になって、受験勉強をきっちりやり始めたりするころには、さすがに2人で4.5畳1部屋というわけにはいかなくなってくるでしょうし、そういう意味では、どっちみちそのくらいのタイミングでは、この部屋でどちらか1人、今の僕らのベッドが置いてあるエリアでもう1人、そして、僕らのベッドルームは別の部屋へお引越し、という感じにしていくのが現実的なプランなんですかね。

もう少し大きくなったら、またいろいろ考えなければいけないことも出てくるかもしれませんし、さらに大きくなったら、部屋そのものが必要なくなることもあるわけで、子供部屋って、そのときどきの状況にあわせる前提で考えておく必要があるのかなと。

 

ただ、今回のプランを考えてみて、いままで全く考慮から抜けていたものに1つ気がつきまして…。

それは何かといいますと、「エアコン」なんです。

今の部屋のエアコン、ちょうど部屋の中央の天井に入ってまして、仮に先ほどのプランのように部屋を仕切ると、 新しく作った部屋の中に、すっぽりと収まっちゃうんです…。

勾配天井の下のロフト的ベッドルーム クイーンサイズのベッドあり 12.5畳と4.5畳に区切ってみる 2段ベッドとデスク2個その2 エアコンあり

(天井中央部に描いてあるピンクのプレートがエアコン)壁を作るつもりの部分に掛かってくるよりはまだマシなんでしょうけれど、なんにせよ対処が必要になりそうです。

エアコンだけじゃなくて、照明とか、コンセントとかもそうですかね。まあ、そういった関係の工事もあわせて一緒にやればいいだけの話なんでしょうけど、そういう系の作業がなければ単純に壁を作るだけで済むわけで、手間やコストも随分と変わってきたりすると思いますしね。

それにしても、17畳のスペースを冷やせるエアコンを4.5畳で使うというのは、ちょっと無駄ですかね…。

 

うちの自宅をどうするかは、今回のこのプランを含めて、今後またいろいろと検討していってみたいと思いますけれど、これからお家を建てるご予定のある方で、将来的に部屋の仕切り方を変えるようなリフォームをする可能性があるとお考えの方がいらっしゃいましたら、エアコンや照明、電気関係の設備などについて、リフォーム後の状態でもそのまま使えるような配置や、追加する場合に、どこにどうやって追加するのが良いか、などのプランを、新築の段階であわせて検討しておくことをオススメしておきたいと思います。

( Photos ©juutakudesign.com)

【空間を緩く隔てる】巨大本棚で仕切られた広大なリビング・ダイニング・キッチン



大空間を、壁ではなく機能や家具で区切って、それぞれのスペースが隔てられつつ緩くつながってるこういう感じ、好きなんですよね〜。

巨大な造作本棚で緩く隔てられた広大なリビング・ダイニング・キッチン1

 

リビングとダイニング・キッチンの間を隔てるのは、こんな感じの巨大な本棚。

巨大な造作本棚で緩く隔てられた広大なリビング・ダイニング・キッチン3リビング側正面から

大きな本棚をパーティション的に使うこういうアイディア、以前にも何度かご紹介したことがあるんですけれど、空間の隔て方/使い方を柔軟に調整したり、模様替え的な手軽な感覚でスペースの繋げ方を変えたりもできたりするわけで、実用的な面でも何気にポイント高いと思うんですよね。

巨大な造作本棚で緩く隔てられた広大なリビング・ダイニング・キッチン2 リビング側サイドから

スマホやタブレットが普及して、なんでもネットとデジタル系デバイスでできてしまうこのご時世、昔ほどは、本や紙の資料も多くはなくなってきているのかも知れませんけれど、だからこそ、本当にお気に入りのものは、永久保存版としてしっかりと本棚に収めておきたい気がしますよね。その点、自宅のリビングにこのくらい大容量の本棚があれば、本や雑誌の類はもとより、年賀状や手紙、写真とか子どもたちの作った絵や工作作品にいたるまで、何から何まで一箇所にまとめて収めておくことができますから。

 

そういえば、うちの自宅も、リビングをこんな感じに本棚で緩く仕切って使ってみたらどうかなと思ったことがあったんですよね。といっても、うちの自宅のリビングは当然こんなに立派じゃないんですけどね。

趣味のためのスペースを微妙にたくさん作ってしまったせいで、一軒家にも関わらず極端に部屋数の少ない我が家では、将来子どもたちが大きくなって、それぞれが個室を必要としてきたときに、数少ない部屋をどう割り当てるのかが結構深刻な問題になってまして。で、とりあえず、あるタイミングでの部屋の子供部屋的なスペースとして、リビングの一画を使うという案もありなのかもなと。

せっかくなので、具体的にどんな感じになるのかを、SketchUpを使ってざっと描いてみました。

 

こちらが現在のリビングスペースのイメージ。幅5m弱×奥行き3.6mちょい。11畳弱といったところです。

2階リビング 本棚でパーティション1初期

右の壁際に2つ並べて置かれているのが子どもたちの勉強机。これは今現在、既に置かれてます。下の子はまだ1人で寝られないので、今のところは子供部屋は用意していなくて、ここをお勉強用のスペースにということで。

実際にはこの手前に、同じくらいのサイズのキッチンスペースとダイニングスペースがそれぞれありまして、全体で30畳ちょいのスペースになってるんですが、そこまで描くとかなり大変になってしまうので、とりあえずはここまでで。

 

で、このリビングの真ん中に本棚を置いてスペースを区切ってみると、こんな感じになります。

2階リビング 本棚でパーティション2本棚のみ左から

サングラスのおじいちゃんには特に意味はありません。

2階リビング 本棚でパーティション3本棚のみ右から

単に部屋の中央に本棚を置くだけだとあまり意味がないとは思うんですけれど、もしかして、これをもっと発展させて、半個室的な感じにまで持っていくという案はありかもしれないなと。

 

例えばこんな感じ。勉強机の上にロフトベッドを作って、

2階リビング 本棚でパーティション4本棚とロフトベッド 左上から

 

で、本棚の下部をカウンターテーブル状にして、その下にもベッドを作って、

2階リビング 本棚でパーティション5本棚とロフトベッド 左下から

このままだと、ちょっとプライベートスペースが確保できてなさ過ぎる気もしますけど、もしかして小学校の途中くらいまでは、このくらいの「半個室」な感じでもいいのかもとも思いまして。

 

左の部屋はこんな感じ。

2階リビング 本棚でパーティション6本棚とロフトベッド 右から

かなり狭苦しい感じになっちゃいますけれど、まあ、ちょっと本を読んだり、夫婦2人でお茶するくらいなら、このくらいでも十分ですから。

椅子の向きは逆の方が良いですかね。

2階リビング 本棚でパーティション6本棚とロフトベッド 右から 椅子の向き替え

 

当面は右側のスペースを2人共有で使わせて、親の目も十分届くようにしておきつつ、もう少しプライベートが必要になってきたら、棚に背板を付けて完全な個室っぽくして、最終的には、左右の部屋を1人1部屋づつでそれぞれ使うようにする、なんて感じに段階的に使い方を変えていくというのはどうかなと。

過渡期の2人1部屋状態はもうちょっと検討が必要そうな気がしますけど、最終形の左右各1部屋の形は、狭小住宅の子供部屋アイディアとしては結構ありな気がしますね。

ということは、本当にこうする場合、残りの20畳ちょいのダイニング・キッチンをリビング・ダイニング・キッチンとして使わなきゃならないわけですか…。最初の写真のお宅の広大なリビング・ダイニングと、我が家のリフォームアイディアとの、このくっきりとしたコントラスト、なんかちょっと切ない気にさせられますな…。

( Photo #1-3 via TOM HURT , Photo #4-#9 ©juutakudesign )