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【屋外の立体動線】裏庭とつながる階段付きバルコニー



こちらのお宅の裏庭、ちょっと素敵なんですけど。

決して広々という感じでは無いスペースですけれど、そこをそのまま単なる庭として使うのではなく、敢えてウッドデッキのバルコニーを組んで、更に庭とバルコニーを階段で接続することで、建物内部と屋外空間を相互に立体的につなげて使うことができるようにしてあるんです。

裏庭からウッドデッキのバルコニーに上がる階段

 

ウッドデッキのバルコニーの上にはパーゴラを組み、屋外ダイニング的なスペースに。

パーゴラのあるウッドデッキのバルコニー

 

パーゴラには藤。自宅に居ながらにして、藤の香りの漂うウッドデッキで初夏の木漏れ陽を浴びながらお茶しちゃったりとか、サイコーに贅沢じゃ無いですか?

パーゴラのあるウッドデッキのバルコニー 藤棚

裏庭からウッドデッキのバルコニーに上がる階段 バルコニーには藤棚

 

それにしてもこの作り、単純に庭やバルコニーだけを作る場合に比べて、階段を作る分、スペースとしてもコストとしてもそれなりの負担増になるのは確かだとは思うんですけれど、屋外にもフロア間の動線を作れるという点、それに伴って、屋外空間を、より身近な場所として日常的に使い易くなるという点など、得られるメリットもかなり大きいと思いますので、そういったモロモロを考慮して差し引いたとしても、十分にアリな選択肢だと思うんですよね。

もしもこれからお家を建てるご予定のある方で、「小さくても良いので、庭かバルコニーが欲しいな」とお考えの方がいらっしゃいましたら、思い切ってこんな作りも、候補の1つに入れて検討してみては如何でしょうか?

( via GARDENISTA )

【自宅でリゾート気分】木の生い茂る吹き抜けのリビング



こちらのお宅のこのリビング、素敵過ぎません?

屋内に木が植えてある家の吹き抜けのダイニング

こちら、27年前にチリの著名な建築家フェルナンド·カスティーヨ・ベラスコによって建てられたお宅なんですが、この家に、同じくチリの若手建築家カロライナ・カッツさんファミリーが移り住んだ際に、自分たちで色々と手を入れて、建物中央の吹き抜けのダイニングスペースに直接木を植え、こんな感じのリビングにリノベーションしてしまったんだそうで。

屋内に木が植えてある家の吹き抜けのダイニング1

植えてあるのは、いちじくが4本とアーモンドが1本。

 

リビングのテーブルの上には、焚き火台も用意されてたりして。

屋内に木が植えてある家の吹き抜けのダイニングとテーブルの上の焚き火台

週末の夜、この焚き火台に火を入れて、その灯りだけでのんびりお酒でも飲んだら、自宅のリビングに居ながらにして、木々の生い茂るリゾートのコテージのテラスにでもいるような雰囲気で寛げちゃいそうですよね。

 

ウッドデッキのパティオも、一部が掘り込まれて花壇に。

ウッドデッキのパティオに掘られた畑で家庭菜園

こちらは、観葉植物では無く、レタス、トマト、ほうれん草、ハーブなど、家庭菜園がメインだそうで。まあ、屋内に木が生えてるなら、観葉植物はもう十分足りてるでしょうしね。脇がウッドデッキになっているこの作り、奥へ楽々アクセスできてなかなか良いかも。

 

このお宅、サイコーすぎるくらいに素敵なんですけれど、管理の手間のことを考えると、ちょっとコワい気もします。

植物の育成環境ということだけを考えても結構色々と考慮が必要そうですし、天窓は最低限必須ですかね。あ、でも、日照をあまり必要としないような種類の木だったら、サイドに大きめの窓を作るだけでも何とかなるんでしょうか。植え込みは当然地面直でしょうから、湿気とか冷気とかが上がってきたりしないのかというあたりも気になります。

いちじくもアーモンドも落葉しますから、その時期の掃除のこととか考えるだけでも気が遠くなりそうな気もしますが…。

 

これだけの環境を手に入れようと考えたら、それなりの労力が必要になるのも当然といえば当然なんでしょうけれど、そこを敢えてメンテナンスの手間が極力掛からない作りにできたら最高なんでしょうけどね。

日照や水があまり必要なくて、気温、通風などへの対応幅も広く、落葉もしないし虫もつかなくて、ちょっとやそっとでは枯れない、なのに、常に青々とした生命力溢れる雰囲気で葉を生い茂られていてくれる。

そんな木があったら、是非うちのリビングの吹き抜けの下にも植えてみたいですけれど、そんな木、さすがに無いですかね…。

( via 1Kindesign )