この子供部屋の雰囲気、可愛らしくて良い感じじゃないですか?
天窓の埋め込まれた天井の、開放感と包まれ感が共存するこの感じ、良いですね〜。
むき出しのままの梁も、子供たちの格好の遊び道具になってくれそうです。
こちらの子供部屋の写真、実は、デンマークの天窓専門メーカー “VELUX”のサイトで発見したものなんです。
天窓って、採光や通風なんかの機能的な面を求めて導入することが多いと思うんですけれど、上手に使うと、独特の雰囲気や面白さも生み出してくれる、結構遊び心のあるアイテムだったりもするんですよね。
こちらはダイニングの写真。
日本の狭小住宅的な作りの家だと、斜線制限の関係で、最上階の天井が斜めになってしまうということってそれほど珍しく無いと思うんですけれど、そういった斜め天井の最上階をどんなスペースとして使いたいかを考えるときに、こういった天窓のサンプル写真を色々と見てみるというのも、イメージを膨らませるための1つの手として意外と良いかなと。
斜め天井に限らず、フラットな天井に天窓というのも良いですね〜。
※今回のポスト、別にVELUXさんのステマでも無ければ、特に金品を頂いているわけでもございませんこと、念のためお断りさせておいて頂きたいと思います。私、単に、人よりもちょっとだけ天窓が好きなだけなんです。
( via VELUX )
「開放感」タグアーカイブ
【空間をイメージで区切る】箱に入ったダイニング
こちらのダイニングの作り、ちょっと面白いかなと思いまして。
広々としたオープンスペースのリビング・ダイニング・キッチンなんですが、ダイニングエリアだけは、壁、床、天井に至るまでが板で覆われてまして、まるで箱の中のような雰囲気のスペースになってるんです。
「板で覆われている」といっても、実際のところはキッチン・リビングエリアとの間に壁があるわけでも無く、コーナー部に柱が1本あって、フロアが10cmほど高いスキップフロア状になっているだけなんですが、ダイニングエリアとその他のエリアが、異なる空間としてしっかりと色分けされてますよね。
壁を作って区切れば、ダイニングを独立した1つの空間として作ることは可能なわけですが、当然のことながら、広いひと繋がりの空間としてのメリットはその分損なわれますし、リビング側の採光や開放感にも大きく影響してきます。
それに対して、空間を物理的には区切らずに、こうやって内装や雰囲気などを利用してイメージとして区切ることで、全体の空間としての良さを残したまま、1つの空間を複数のエリアに分けることができているというのは、なかなか面白いかなと。
ちなみに、ダイニングスペースの右側に写り込んでいる大きな作り付けの本棚の裏側は、こんな感じのコンパクトなワークスペースになってます。
こちらが図面。
ダイニングスペースのコーナーにある柱は、付柱のような見せかけの柱ではなく、構造用の本物の柱。そして、クローズドなスペースとして作られている本棚・ワークスペースエリアには、実は柱や耐力壁は一切無いんです。
何も考えずにいたら、「ダイニングスペースを(半)クローズに、本棚・ワークスペースをオープンに」というプランに流れていってしまうかもしれないところを、「この広々とした大きなスペースに柱が1本出て来てしまうとしたら、この空間をどうやって使うのが一番良いのか」という点から離れずにしっかりと考えた結果が、この面白さなのかなと。
( via int2architecture )