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オーバーヘッドシャワー付きのシャワーブース



しつこいと言われてしまいそうですが…。

前回ご紹介した「バリニーズ露天風呂」に、こんな感じのシャワーブースを組み合わせたら、冬の寒さが厳しい日本でもあんな感じのお風呂を作ることが可能になるのではないかな、と思ったもので。
このシャワーブース、中々良いです。
まず、オーバーヘッドシャワーが備え付けられてます。
コレはかなりポイントが高いです。
このシャワー、「水に包まれている」様な不思議な気持ちよさをもたらしてくれる、本当に素晴らしいシャワーです(値段はちょっと高いですが、導入する価値は十分にあると思います)。
このガラス張りのシャワーブースならシャワーブース自体にもかなりの開放感がありますし、それに加えてオーバーヘッドシャワーもある、ということであれば、もうこのシャワーブースオンリーでも十分な位ではないかと(これは好みにもよるとは思いますけれど、「シャワーしか浴びない日が多い」という位の人であれば。僕なんかも基本的にはそうです)。
で、このシャワーブースを、前回ご紹介した「半屋外」の浴室に持ってくれば、シャワーブースの上は開いていますが、この閉じられた空間の中でシャワーを浴びている分には真冬と言えども寒さを感じること無くシャワーが浴びられるかなと思いまして。
このシャワーブースを半屋外の浴室の入り口あたりに設置しておいて、ゆっくりと暖まる時間が無い日はシャワーブースでシャワーのみにしておいて、時間があるときは、シャワーブースで体を洗いつつ体を暖めて、その上でのんびりと「露天風呂」に浸かる、という組み合わせにすれば、寒い冬でも寒さを感じること無く屋外のお風呂に浸かることができるのでは無いかと。
しつこくってすいません…。
Photo ©rogue-designs

緑に囲まれたバリニーズ露天風呂



こういうお風呂をみてしまうと、前回ユニットバスがどうのこうのと言っていたのが何だったのか、という気になってしまいますが…。

このバスルーム、完全に屋外です。
お庭の緑を眺めながらこの浴槽にのんびりと浸かったら、最高に気持ちよさそうです。
ここのところお風呂ネタが多くてすいません。
この雰囲気、気になってしまったもので…。
コチラのお風呂、パッと見た時「雰囲気がバリっぽいな」と思ったんですが、調べてみたら、やはりインドネシア バリ島ウブドゥの、とあるお宅のお風呂でした。
ホテルなどではなく、一般のバリニーズの方の自宅だそうです。
その昔クタあたりをウロウロしている時に、ビールの飲み過ぎでどうしてもトイレに行きたくなってしまって近所のお宅でいきなりトイレを借りたことがあるんですが、そこにあったお風呂はこんなでは無かったですね…。
ということで、コチラのお風呂はバリ島の中でも、かなりアッパーな暮らしをされている方のお風呂なのでは無いかと思います(元の写真の説明にも、”impressive bathroom(=「印象的なお風呂」とでも訳せば良いのでしょうか)”とありましたので、特別に良い感じのお風呂であることは間違い無いと思います)。
何はともあれ、この開放感、この雰囲気、素晴らしいです。
でも、バリ島と日本ではかなり気候が違いますので、このお風呂をまんま日本に作るのはちょっと厳しいですかね。
バリ島は雨季と乾季の違いこそあれど、年間平均気温は28度にも上るほどの温暖な気候ですから。
南半球の冬、一番寒い7月、8月ですら月間の平均気温は25度もあります。
それに対して日本はといえば、福岡ですら真冬の平均最低気温は3度前後、宮崎あたりまで行けば多少は違うかもしれませんが、大差は無いでしょう。
沖縄 那覇あたりならば、1月頃でも平均最低気温が15度位はありますので、ココらへんまで行けば、多少は肌寒いながらも、こういったアウトドアなお風呂を作っても何とかなるかもしれませんけど。
もし本当に日本(沖縄などのごく温暖な一部地域以外)でこのお風呂を作るのであれば、開放感を損なわないように天井と周囲をガラス張りにして、それに加えてしっかりと空調などを備え付け、浴室の中は冬でもポカポカなコンディションをキープできる様な仕組みを持ってこないと厳しい気がします。
でも、そんな設備を作ったらランニングコストが怖いですね…。
いっそのこと、「このお風呂は露天風呂」と割りきってしまえば良いかもしれません。
温泉の露天風呂だったら、冬でも入りますもんね。
脱衣所はきちんと屋内に作って、そこは暖房ガンガンで常に暖かくしておいて、たっぷり暖まってから出るようにすれば良いわけです。
で、寒くかったり忙しかったりする日用に、別途コンパクトなシャワールームを併設しておくというのはどうでしょう。
何にせよ、大変そうではありますが…。
この日当たりの良さだけを真似して、浴室に大きめの観葉植物をいくつか置く位で我慢しておくのが丁度良いのかもしれません。
でも、この雰囲気の一部だけでも何かしら真似しようとしてみたら、ちょっと面白いお風呂ができ上がりそうな気はします。
Photo ©Kenski1970