こういうロフトの家、もしも機会があれば一生のうちに一度くらいは住んでみたいですよね〜。
吹き抜けの下の大空間を、物理的に隔てること無く1つのスペースまま、家具を配置して用途ごとに分けて使う。冷暖房効率とかそういった現実的なことを考え始めたら、正直言ってこんなところには住めたもんじゃないかも知れませんが、若者の一人暮らしやお子さんのいらっしゃらない若い共働きのご夫婦とかで、この空間の面白さを日々満喫しながら暮らせるとしたら、それはいろいろな意味でものすごく贅沢なことなのではないかと。
しかもこちらのロフト、奥の階段を上がっていきますと、
吹き抜け上部に作られた中二階的なエリアに、こんな素敵なテラスの屋外リビングが作り込まれちゃってたりして。
テラスの周囲はガラス張りになってまして、室内側からは、温室が宙に浮いているような、ちょっと不思議な感じに見えます。
そしてこのテラスから更にその上へと階段を上がっていきますと、そこには、これまた最高に素敵な屋上庭園が。
こちら実はニューヨーク ロワー・マンハッタンのトライベッカ地区に建つロフトハウスでして、屋上からは、ハドソン川を挟んで対岸のジャージーシティの高層ビル街を一望できちゃうんです。
良いですね〜、住んでみたいですね〜。
ここまで素敵なローケーションというのはニューヨークにもそうそうないとしても、日本だとそもそもこういった物件自体が少ないので、住みたいと思ってもなかなか現実的には難しいものがあるかもしれませんけれど、本当に「住んでみたいな」という気持ちがあるならば、そしてもしもアナタが、条件さえ合えば住める状態にあるならば、思い切って物件探しをしてみることをオススメしておきます。
だって、結婚して子供ができて、その子供が幼稚園に通ったり小学校に通ったり、家賃とローン/賃貸と持ち家、どっちがお得なのか、家を買うなら頭金が…なんて、色々なことを考える立場になってしまったら、普通は(まあ、トンデモないアッパーな方々は別でしょうが)こんな家に住むという選択肢は間違いなく完全にゼロになってしまうわけですから。
( via arch daily )
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【緩く隔てて使う】リビング・ダイニング・キッチンの脇のベッドエリアとサンルーム
こちらのお宅、スペースの使い方が素敵だなと思ったのでご紹介させていただきます。
40平米程度のリビング・ダイニング・キッチンの一画に壁を1枚立て、フロアを20cm程度高く上げてつつ腰高の収納と組み合わせて、周囲から緩く区切られたスペースを作りまして、
壁沿いには2人で同時に作業ができる横長のワークスペース。
収納の裏側にはベッドエリア。
単身者の1人暮らしや若い夫婦2人のみで暮らすにしても、「リビング・ダイニングからベッドエリアが丸見え」というレイアウトは、来客時などのことを考えるとやはりちょっと抵抗があるという方も少なくないと思いますけれど、こうやってほんのちょっと区切っておくだけでも随分と雰囲気は変わってくると思うんですよね。
ちなみに、一段上げられたフロアの下もしっかり収納として有効活用されちゃってます。
厚さがありませんから、そこまで使い勝手は良くないかも知れませんけれど、面積はそれなりにありますから、布団類や冬物の洋服、たまにしか使わないレジャー関係のものなんかをしまっておくスペースとしては結構便利に使えそうですよね。
しかもこのリビング・ダイニング、向こう側に見えているガラス扉を開けると、
こんな感じのサンルーム的なスペースがあるんです。
これ、なかなか良いアイディアですよね。
この作りだったら、真夏や真冬の、ちょっと屋外に出てのんびり、という感じではない時期でも比較的手軽に半屋外的なスペースとして楽しむことができますし、逆に、春や秋などの気候の良い時期には窓を全開にして季節の移り変わりを全力で楽しむこともできます。
このスペース自体が外部と内部をつなぐ前室的なスペースになってくれて、断熱や省エネ、結露防止なんかにも一役買ってくれるかも知れませんね〜。
こちらが間取り図です。
広さわずか40平米、何の変哲もないワンルームという感じのお宅ですが、区切り方を考えることでこれだけ面白い感じにできるわけで。
それにしても、こちらの「ちょっと大きめのワンルーム的なスペースを区切って、その一画を1段高くして作りこまれたベッドエリア」「サンルーム的なベランダ」 という作り、以前にどこかで同じようなお宅を見たことがあるような気がしまして、過去にご紹介した物件をちょっと漁ってみたところ、1年くらい前にご紹介したこちらのお宅とかなり似ていることに気が付きまして。
と思ってよくよく見てみたら、どちらも同じint2architectureというロシアの設計事務所の手がけた物件でした。ご興味のある方は、こちらの案件もチェックしてみてください〜。
( via int2architecture )