「カテゴリ:良いなと思った家や内装、家具など」の最近のブログ記事



家を建ててから、あ、コレも必要だったな、と思ったのが、自転車置き場です。
©masatoshi_

自転車なんて、家の入り口に置いておけば良い訳で、何も家を建てる際にそこまで色々と考える必要は無いのかもしれません。

しかし、実際に家を建てて家族と暮らし、子供が生まれて、と、時を経るに従って、「やっぱり自転車置き場、しっかり考えておけば良かったな」と思う様になりました。


自転車一台の置き場スペースというのは、大体「長さ180cm×幅50cm」程度だと思います。自分1人の自転車だけならば、大したスペースではないのですが、例えば奥さんが子供を乗せて幼稚園に行ったり、買い物に行ったり、ということになると、そこにまずママチャリが1台追加になります。そこに更に、子供用の自転車が1台追加になり、2台追加になり、趣味のマウンテンバイクが欲しくなり、なんてことになると、いつの間にか、家の入り口脇には自転車が3台、4台と停められている状態になっても、全く不思議ではありません。

その自転車を置く為のスペースを簡単に考えてみると、例えば、大人用2台+子供用1台だとしても、長さ180cm×幅150cm=2.7?=1.6畳位のスペースが必要となる訳です。自転車がもっと増えれば、スペースはもっと必要になります。


そもそも自転車なんて、大抵の家では、家の入り口脇や塀の脇のデッドスペースに置いてある訳で、そこに上手く納まるのであれば、そのままでも良いのかもしれません。しかし実際には、家の入り口がごちゃごちゃしだして気分的にすっきりしなくなったり、雨ざらしのままなのが嫌だったり、少し良い自転車を買うと盗難が気になったり、と、やはり置き場が気になりだしてしまう、という人も少なく無いと思います。


自宅に自転車置き場を作る際の、最も簡単なアイディアとしては、ホームセンターで売っている様な「自転車置き場」を買って来て設置する事です。
このタイプの自転車置き場は、省スペースにはなりませんが、少なくとも雨ざらしの状態からは抜け出す事ができます。ホームセンターで1万円〜2万円位で買えると思います。


しかし、省スペース的なことや、見た目、デザインの問題も考えるのであれば、「自転車ラック」を作ってしまう、というのが一番の解決方法だと思います。


コレは以前に発見したものですが、IKEAのStolmenというラック(棚)のシステムを流用して作った、カスタムの自転車ラックです。(IKEA Hackersという、IKEAの商品を改造して色々なものをカスタムメイドしたものを紹介しているサイトでみつけたものです。)
©IKEA Hackers


このIKEAのStolmen、僕も自宅で使用していますが、安価な割には、造りがしっかりしています。ウチでは本などの重量物を載せる棚として使用していますが、全く不安無く使用できています。しかも、(これは個人的な好みですが)値段の割にはデザイン的にもすっきりしていて、中々良いのではないかと思います。

Stolmenを使った自転車ラックでは、こんなのもありました。これは前輪を上に引っ掛けてぶら下げる様になっているタイプです。
©PerambulatoryMigration

Stolmenで、こんな感じの棚も作れます。(コレが本来の使い方です。)
©Mikelo

Stolmenシステムの部品は、支柱が4,000円、ブラケット金具が2個セットで800円、自転車4台分で金具2セットとして、それにホームセンタで買うアルミパイプなどの部材費まで含めても、一万円でお釣りがくる位の費用で自転車ラックが作れてしまいます。

雨ざらしが気になる方は、ホームセンタでポリカーボネード製の波板でも買って来て、一番上の方に取り付ければOKだと思います。


IKEAのラックシステムには、Broderというラックシステムもあります。
こちらはStolmenよりも「部材」感のある支柱で、ロイヤルなどのチャンネルサポート金具に似た見た目です。
©IKEA Hackers

BroderはStolmenと違い、支柱と足の部品が別売りなので、支柱1,590円+足1,500円位+金具2個セット490円×2+ホームセンタの部材費、という感じですが、こちらも一万円で十分お釣りが来る程度で、自転車ラックが作成できます。


IKEAのラックシステムで省スペースな自転車ラックを作って、家族みんなで自転車に乗って出かける様な生活を送れば、エコで健康で、日々の生活がより楽しくなるかも知れませんよ。


(その後、Stolmenを使って自宅にシンプルな自転車ラックを作ってみました。興味の有る方は、そちらも覗いてみてください。)



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落水荘

©KlausNahr

フランク・ロイド・ライトの建築の代表作の一つに、落水荘という建物があります。
カンチレバー(片持ち梁)構造を用い、その下に川が流れ、それが滝へと続く、非常に特徴的な建築物です。

©Matija Grguric

この建築には多くの特徴があるのですが、中でも面白いものをいくつかあげてみたいと思います。

・1階、2階、屋上、全てのフロアに、広いテラスが設けら、全てのテラスからは滝が眺められる。
・テラスと屋内のフロアは、段差の無い、フラットな造りとなっており、テラスもリビングの一部として使用される事を意識している。
©johncarljohnson

©Camryn Darkstone

©Matija Grguric


・リビングの窓は大きく、天井は低く作られている。低い天井はリビング内部の人間に圧迫感を与え、リビング内にいる人間の意識が、大きな窓を通して自然と外へと向かうことを意識している。
・リビングから直接水辺へと降りて行く事ができる階段が設けられている。
©paul-simpson.org

©pablo.sanchez

リビングからの階段で水辺に降りた場所からの風景はこんな感じです。
©shadysidelantern


この建築物をみたとき、どうしてもまず、家の下に川と滝がある、という点に意識が行ってしまいます。しかし、建物の特徴をみていくと、実際にロイドが行なった事は、住む人の生活のイメージすること、そして、ある明確なコンセプトを具現化し、それを感覚に働きかける方法を考えた、ということなのだということが良くわかります。


この家の主であるカウフマンは、ロイドに対して、「滝を眺めて過ごしたい」という要望を出したそうです。それに対してロイドは、「滝と共に暮らす」家を造った、と言ったと言われています。


僕は建築に関しては全くの素人ですので、単なる素人考えになってしまうのですが、ロイドは、「滝を眺めて過ごしたい」と言われたときに、単に滝が眺められる様にレイアウトすることを考えたのではなく、人間がその家の中に入ったときにどんなことを感じるのか、その家の主が、その家の中でどの様な生活をおくるのか、というところから考えはじめたのでは無いかと思います。その結果がこのテラスであり、その結果がこのリビングであったのだろうと思います。


優れた建築家の建てた建物は、僕たちが暮らす自宅とは大きくかけ離れた存在の様にも思えます。しかし、その建物が何故そのような形になったのか、ということを想像してみることによって、自分たちの自宅を、より魅力的なものにすることに役立つ「何か」を得る事ができるのではないかと思います。





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炎のある生活:暖炉っていくらかかるの?

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神奈川県川崎市の暖炉専門店でのお見積もり事例と、煙突や周囲を含む施工図面をpdfにしてあります。ご参考にどうぞ。ダウンロードはこちらから



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