こちらのキッチン、冷蔵庫の周り、カウンターの脇に作りこまれた収納がちょっといい感じだなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
一見何の変哲もない造作キャビネットですが、カウンターから連なる最下段の正方形の扉の部分に秘密がありまして…。
扉が上部にスイングアップして上にはね上がりまして、収納の内部がこんな感じにカウンターと一体につながって使えるようになってるんです。
これ、前にものが置いてあっても邪魔にならずに開けますし、大きなものでもそのままスムーズに引き出すこともできて、何気にいいアイディアかなと。なによりも、ちょっとカッコいいですしね。
キッチンって、こういうサイズがちょっと大きめの調理器具類が結構たくさんありますよね。たまにしか使わないものだったら、キッチン脇にパントリーを作ってそこに収めておくのがいいと思うんですけれど、コーヒーメーカーやミキサーみたいな使用頻度の高いものは、「パントリーまで運んで、しまって、また出して」を毎日繰り返すわけにもいかないわけじゃないですか。かと言って、出しっぱなしにしておくと 、重ねたり立てかけたりもできないので、使うときと近い状態でずっと置いておくしかなくて、それなりのスペースを専有しちゃうわけで。
その点、こんな感じに、「サッと出してサッとしまえる手軽な収納スペース」がすぐ近くに作ってあると、便利だし、見た目的にもすっきりしていい感じかなと。コーヒー豆とペーパーフィルター、コーヒーメーカーに水を入れるための水差しあたりもセットで収めておけるスペースが確保できてるとさらに嬉しいかも。
収納スペースとしては大したサイズでもないですし、アイディアとしてもほんのちょっとしたアイディアという感じだとは思うんですけれど、こういうのの積み重ね/組み合わせが快適な日々の生活を作り上げてくれるんだと思うんです。
これからお家を建てたり、キッチン周りのリフォームを計画されている方がいらっしゃましたら、こういうアイディアもアイテムの1つとして検討候補に加えてみてはいかがでしょうか?
( via houzz )
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【日々を楽しむ遊び心満載】勾配天井の下に作り込まれたたくさんの居心地の良いスペース
あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願い申し上げます
長めのお休みをいただいていたせいで年明け初ポストがこの時期になってしまいました。1月8日にもなると、ちょっといまさらという感じもしないでもないですが、一応新年のご挨拶ということで。
さて、早速ですが、2016年最初のご紹介はこちら。このお宅のこのリビングの雰囲気、いい感じかなということで。
独特の包まれ感のような雰囲気のある低い勾配天井の下に、座り心地の良さそうな一人掛けのソファを置いたリーディングヌック的スペース。お気に入りの音楽を少し大きめの音量で掛けて、サイドテーブルの上には読みかけの小説とムック本を数冊。淹れたてのコーヒーを片手にのんびりと過ごすひととき、いいですね〜。新年早々、クリーンにツボにヒットする大好物を発見してしまいました。
こちら、フランスとイタリアの両国にまたがってそびえる西ヨーロッパ最高峰の山モンブランの南東麓、クールマイユールの街に建つ山荘のロフトなんですけれど、リビングのコーナー以外のスペースもいろいろと素敵なんです。
リビングの逆サイドがキッチンになってるんですが、
そのキッチンとの間に、こんな感じのスモールダイニング兼ワークスーペース的なカウンターテーブルが作ってあったりして。
カウンターテーブルのサイド部分はゲートレッグテーブル的な作りになってまして、必要に応じて拡げたり狭めたりできるようになってます。
このキッチンのちょうど裏側がベッドルームなんですが、
そのベッドルームへと続く通路の途中にも、いきなりこんな感じの寛ぎスペースが作り込んであったりして。
特に何も考えずにいたら間違いなく単なる通路で終わってしまうところを、そこに天窓を作り、コーナーに座り心地の良さそうなチェアを置いて、包まれ感と開放感の共存する面白い空間に仕上げて。こういう遊び心満載な感じ、日々の生活を楽しむためにはとても大切だと思います。
ベッドルームも勾配天井の下。
微妙に低い天井の下のこの雰囲気、落ち着いてぐっすり眠れそうですよね。でも、当然それだけじゃ終わりません。
天井が一番低くなったコーナースペースにも、やはりチェアを置いて。
これは好みの問題でもあるとは思うんですけれど、椅子の代わりに一人掛けソファを2つとコーヒーテーブルでも並べておいて、寝る前にちょっとお酒を飲んだりしながら寛げるようなスモールリビング的なスペースを作り込んでみるというのもありかも。
全体が全て勾配天井の下という特殊な空間だからこそのこの面白さではあるわけですれど、それをそのままなんとなく使って終わりにするのではなく、使える場所は余すところなく使い倒すこの姿勢、素晴らしいですよね。
うちの自宅も、将来リフォームするときにはこのくらい徹底的に遊び心を盛り込んでみたいものです。そのためには、今のうちからいろいろしっかりと検討しておかないとな…。
( via archilovers )