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【頭上のコンパクトな寛ぎスペース】快適に過ごせる2つのロフトがあるスモールハウス



こちらのお宅、ロフトの作りが素敵だなと思ったので、ちょっとご紹介させていただきたいと思います。

ゲストハウスとして使うために庭に設置された、広さわずか280スクエアフィートのトレーラーハウス。

快適に過ごせるロフトが2つあるスモールハウス

平米換算だと約26平方m≒15.7畳。若い単身者向けのワンルームマンションくらいといったところでしょうか。

玄関の扉を開けると、まず視界に入ってくるのがこちらのキッチンと、その脇に申し訳程度に設けられたスーパースモールなダイニングスペース。

快適に過ごせるロフトが2つあるスモールハウスのキッチン

 

そして、その向こう側、正面の頭上にはロフト。

快適に過ごせるロフトが2つあるスモールハウスのロフトその2の下

 

円形の可愛らしいFIX窓が2つある、こじんまりとした空間。

快適に過ごせるロフトが2つあるスモールハウスのロフトその2 絨毯の敷かれたロフト

日本の建築基準法でいうところの「ロフト」、すなわち小屋裏収納は、絨毯やカーペットを敷いてはいけないことになってますから、日本ではこういうロフト(小屋裏収納)を見かけることはまずない(はず)ですけれど、こういう空間、ちょっといいですよね。

冬場のよく晴れた日の昼下がり、窓から差し込む日光を浴びながら、この高い位置の床でごろごろひなたぼっことか、気持ち良さそうですね〜。夏場はちょっと暑そうですから、換気/通風系の考慮とエアコンか扇風機は必須でしょうかね。あとは、埃も結構たまりそうですから、掃除の仕方も考えておいたほうがいいかも。ここに掃除機を上げるのはちょっと大変でしょうからクイックルとか? 掃除機でも、マキタとかダイソンのハンディタイプのものだったら大丈夫ですかね。

 

こちらのお宅、実は、先ほどのロフトだけじゃなくて、先ほどのロフトの向かい側、玄関の真上にもう1つロフトがあるんです。

快適に過ごせるロフトが2つあるスモールハウスのロフトその1 ベッドルームに上がる梯子

 

こちらはベッドルーム。やはり絨毯が敷いてありまして、その上にゆったりとしたサイズのマットレスを置いて。

快適に過ごせるロフトが2つあるスモールハウスのロフトその1 ベッドルーム 遠くから

 

はめ殺しではないしっかりとした窓のある、快適に過ごせそうな素敵なベッドルーム。

快適に過ごせるロフトが2つあるスモールハウスのロフトその1 しっかりとしたベッドのあるベッドルーム

 

日本の小屋裏収納としてのロフトって、登り降りは梯子になりますから、ものを上げたり下ろしたりするのも大変です。だったらいっそのこと、そのスペースを、収納じゃなくて、ストレートにこういう空間として使ってしまうようにしたほうが良かったりするのかなと思ったりもするんですよね。

これから家を建てたりリフォームするご予定のある方で、自宅にロフトを作りたいな、とお考えの方がいらっしゃいましたら、こんな感じの「寛ぎのためのロフトスペース」、検討候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか。当然のことながら、絨毯を敷いたりエアコンをつけたりすれば小屋裏収納扱いではなく通常の居住スペースとしての扱いになるわけですけれど、しっかりと使えるように作るのであれば、そういうのもまたありなのではないかと(容積率などの条件が許すのであれば、という話ではありますが…)。

本当にこんな感じの寛ぎスペースを作る場合には、繰り返しになりますが、夏場の熱気や換気系の話だけは、くれぐれもしっかりと検討の上に、しっかりと対策をしておくことをおすすめしておきたいと思います。

( via Esk’et Tiny House )

【つながり具合をコントロールして楽しむ】スペースを緩く隔てるシンプルな造作棚



こちらのお宅のリビングの雰囲気、ちょっといい感じだなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。

合板製のシンプルで大きな造作棚のあるリビング

無垢材と合板を無塗装で使って、木の質感そのままで仕上げた内装。サイドの壁際に造作された壁いっぱいの大きな棚がまたいいですよね。

この棚、ところどころの背板が抜いてありまして、そこから向こう側が見えるようになってます。

合板製のシンプルで大きな造作棚のあるキッチンの隣のリビング

 

棚の向こうはキッチン。

キッチンの周りを囲う合板製のシンプルで大きな造作棚2

この、「見えるけど見え過ぎない」感じが絶妙だったりするかなと。この棚に全部背板が入れてあったら、こういう開放的な雰囲気とはちょっと違う感じになっちゃいますもんね。

キッチンの隣はダイニングなんですが、ダイニングとの間に立てられたカウンター脇の棚も、やはり同じように背板なしなんです。

キッチンの周りを囲う合板製のシンプルで大きな造作棚1

合板製のシンプルで大きな造作棚で周囲を囲われたキッチン

こういう、「緩く区切りつつ、つながってる」感じ、いいと思うんですよね。

しかも、棚ですから、そこに置くもの1つでスペース同士のつながり具合もコントロールもできちゃうわけで。何も置かないか、置いてもシンプルなちょっとしたものだけにとどめておけば、まんまつながった感じになるでしょうし、逆に、スペース同士をもう少し区切った感じにしたいのであれば、大きなものや存在感のあるものを置くようにすればいいわけです。

もしかすると、抜いた背板の部分にロールスクリーンでも付けておいたりすると、開けたり閉めたりすることでスペースのつながり方を手軽にコントロールできて便利かもしれませんね〜。あとは、棚にいろいろな種類の観葉植物をいくつも置いて、季節によって変わる葉の茂り具合で、スペース同士のつながり方も変化していくのを楽しんで、みたいなのもおもしろいかも。

こうやってイメージを膨らませていくと、この「スペースを区切る棚」、見た目以上にいろいろなやり方で遊べるアイテムになってくれそうじゃないですか?

ただしこの棚(壁)、当然のことながら、光のみならず、空気も音もぜーんぶ通しちゃいますから、本当にこんな感じの棚を導入される場合には、空調・換気・もしかすると防音とか、その他もろもろも含めて十分すぎるくらいにご検討の上、しっかりと対策をされることをおすすめしておきたいと思います。

( via Rob Kennon )