リビングの壁面に作り付けられた、何の変哲も無いこのキャビネット。
一番端の扉をパカっと開けますと……。
そこには、小さな小さなワークスペースが収められてたりして。
幅70cm×高さ140cmといったところでしょうか。こういうアイディア、たまに見かけますけれど、このくらいコンパクトなのは結構珍しいかも知れませんね。
確かに、実際に作業をするときには座っているわけで、高さはそれほど必要ないわけですし(とは言え、身長170cm程度の人の平均的な座高が90cmちょい、椅子の座面高が45cm前後と考えると、人が座って作業するためには、最低135cm前後の高さは必要ですけれど)、このくらいのサイズだったら、既存のクローゼットをそのまま流用したり、逆に、将来使わなくなったときにはそのままクローゼットに戻したりできるので、かなりお手軽な感じで作れてしまうのかなと。
デスクの上を片付ける時間がなくて、作業中の雑多な状態のまま置いておきたいようなときでも、扉を閉めれば何事もなかったかのような状態にできるので、キレイ好きな方にもオススメかも。
内部にコンセントを作っておけば、PCや照明も問題なく使えます。
プリンタとかの周辺機器のことも考えると、コンセントの数はちょっと余裕を持って作っておいたほうが良いかも知れませんね。
これ、コンパクトなだけに、かえって色々と作り込み甲斐がありそうな気もします。
電源とか照明とかの必須設備系は当然のこととして、例えば壁に有孔ボードを取り付けて、細々した道具とかを引っ掛けて収納できるようにして、DIY用の作業用スペースとして使ってみたりするのも面白いかも知れませんし、足元にキャスター付きのキャビネットを収めておけるようにしておいて、それを引き出して展開すると、この一画が一気にワークスペース的なエリアにできる、とかそういうのも面白そうじゃないですか?
「自宅のリビングにワークスペースを作りたいけれど、ちょっとスペース的な制約が…」という方は、こんなアイディアを参考にしてみるのもアリなのでは無いかと。
( via nu INTERIEUR ONTWERP )
【自宅でリゾート気分】木の生い茂る吹き抜けのリビング
こちらのお宅のこのリビング、素敵過ぎません?
こちら、27年前にチリの著名な建築家フェルナンド·カスティーヨ・ベラスコによって建てられたお宅なんですが、この家に、同じくチリの若手建築家カロライナ・カッツさんファミリーが移り住んだ際に、自分たちで色々と手を入れて、建物中央の吹き抜けのダイニングスペースに直接木を植え、こんな感じのリビングにリノベーションしてしまったんだそうで。
植えてあるのは、いちじくが4本とアーモンドが1本。
リビングのテーブルの上には、焚き火台も用意されてたりして。
週末の夜、この焚き火台に火を入れて、その灯りだけでのんびりお酒でも飲んだら、自宅のリビングに居ながらにして、木々の生い茂るリゾートのコテージのテラスにでもいるような雰囲気で寛げちゃいそうですよね。
ウッドデッキのパティオも、一部が掘り込まれて花壇に。
こちらは、観葉植物では無く、レタス、トマト、ほうれん草、ハーブなど、家庭菜園がメインだそうで。まあ、屋内に木が生えてるなら、観葉植物はもう十分足りてるでしょうしね。脇がウッドデッキになっているこの作り、奥へ楽々アクセスできてなかなか良いかも。
このお宅、サイコーすぎるくらいに素敵なんですけれど、管理の手間のことを考えると、ちょっとコワい気もします。
植物の育成環境ということだけを考えても結構色々と考慮が必要そうですし、天窓は最低限必須ですかね。あ、でも、日照をあまり必要としないような種類の木だったら、サイドに大きめの窓を作るだけでも何とかなるんでしょうか。植え込みは当然地面直でしょうから、湿気とか冷気とかが上がってきたりしないのかというあたりも気になります。
いちじくもアーモンドも落葉しますから、その時期の掃除のこととか考えるだけでも気が遠くなりそうな気もしますが…。
これだけの環境を手に入れようと考えたら、それなりの労力が必要になるのも当然といえば当然なんでしょうけれど、そこを敢えてメンテナンスの手間が極力掛からない作りにできたら最高なんでしょうけどね。
日照や水があまり必要なくて、気温、通風などへの対応幅も広く、落葉もしないし虫もつかなくて、ちょっとやそっとでは枯れない、なのに、常に青々とした生命力溢れる雰囲気で葉を生い茂られていてくれる。
そんな木があったら、是非うちのリビングの吹き抜けの下にも植えてみたいですけれど、そんな木、さすがに無いですかね…。
( via 1Kindesign )