【開放感と利便性の共存】吊り棚のある開放的なキッチン



こういうのも吊り棚っていうんですかね。

壁面への固定と天井からの吊るしとカンチレバー的な片持ち構造の組み合わせというちょっと変わった棚なんですけど、そのお陰で随分と開放的な雰囲気が得られているのでは無いかと。
長く親しくさせていただいているある先輩の家のキッチンにも、この棚とはちょっと違うんですが天井から吊るタイプの棚が作ってあるんですけれど、こういう棚ってホントキッチン向きだと思うんですよね。
キッチンというのは作業場所なので、作業をしながらサッと手を伸ばしてモノが取れる範囲内に使い勝手の良い棚や収納があると、何をするにも何かと便利なわけです。
とは言えキッチンカウンターの上はまさにそのメインの作業場所なわけで、そこに側板があるタイプの普通の棚を作ってしまったら、それだけでいきなり作業スペース使いづらくなっちゃいますよね。
それを解消してくれる1つの方法が壁面に棚柱を取り付けて棚受けをはめ込むロイヤル的な棚の類なんですけれど、このタイプの棚には当然ながら「壁」が必要なわけで、つまりそういったタイプの棚を手が届く範囲内に作るということは、必然的に壁に向かって作業をすることになってしまうということでもあるわけです。
その点、吊り棚や片持ち構造的な棚というのは側板も壁面も必要としないので、作業スペースも圧迫せず、開けた視界も得ることができるというまさに作業スペース向きの素晴らしい仕組みなのかなと。
キッチンというのは大抵は壁に向かって作業をするような場所だと言われてしまえばそれまでかも知れないですけれど、主婦(又は主夫?)にとっては1日の中の少なくない時間を過ごす場所なわけで、そこが少しでも開放的であったり雰囲気が良かったりするのってとても大切なポイントだと思うんですよね。
当然のことながら、せっかくここまで考えるならば、まずはキッチンの正面には大きな窓、その向こうにはどこまでも視界の開けた素晴らしい景観を用意しておきたいものですが…。
( via PLANET DECO )

【日常の隙間の遊び心】庭の片隅の小さな寛ぎスペース



コチラのお庭、コーナーの一画がちょっと良い感じだなと思ったのでご紹介させて頂こうかなと。


庭の片隅の寛ぎスペース.JPG

白いペンキとカラフルなクッションの組み合わせが良い感じですね〜。
庭の片隅に石を積み重ねてそこにクッションを置いただけのこの上なくシンプルなスペースですけれど、休日にちょっとお茶でも飲みながら静かに本を読んだり夫婦でちょっとのんびりするだけなら、ホンのこんなスペースだって十分に素晴らしい寛ぎの空間になってくれるのでは無いかと。
生活空間の中にこんな感じの場所があるのって、日常を楽しみ続けるためにはとても大切なことだと思うんですよね。
こういう写真を見ていると思うことがあるんですけれど、お金や人出を沢山掛けて作り上げたスペースの雰囲気や居心地が良いのって、ある意味当たり前のことなわけじゃないですか。
でも、そういうものは当然簡単には手に入らないし、環境や嗜好が変わっても簡単には修正もできないし、一々手軽じゃなくて小回りも効かないわけで、そういうことを色々考えていくと、結局のところお金や人出を掛けるということと日常的な生活に即した喜びや楽しみというものって実は直接はあんまりリンクしてなかったりするのかなと。
どちらかというと、何の変哲も無いちょっとしたスペースを如何に居心地の良い素晴らしい空間にできるか、遊び心のある面白い空間にできるかというような点こそが重要なポイントなんじゃ無いかとか思うわけです。
それってお金の問題じゃなくて(当然ある程度はそういったものにも左右されるんですけれど)、極端に言えば労力の問題ですら無くて、何でもやってみて良いんだという精神的な自由さと、躊躇せずにとりあえずやってみようという行動力の2つを持ち続けていられるかどうかによるトコロが大きいんじゃ無いかと思うんですよね。
だから僕は自分にその2つを持たせ続けるために役立つタネを毎日暇を見つけては一生懸命探してるんです、とか言いそうになりましたが、現実社会の中じゃ、何をするにもまずは先立つものが第一ですな…。
( via dar amina )