【包まれ感と開放感の共存】シンプルなロフトのワークスペース



家を建てるときにちょっとしたロフト的な空きスペースが見つかったら、ソコに何を作ります?

寝室とか子供部屋とかにしてみても斜めの天井が包まれ感と落ち着いた雰囲気を醸してくれて良さそうですけれど、シンプルなテーブルと椅子を置いて、こんな感じの書斎にするというのも良いですよね。
斜め天井の包まれ感がかなり良い感じです。
動線的に人の出入りが少なく仕上げることが出来たら、個室じゃ無くても相当落ち着けるプライベートスペースになりそうじゃないですか?
あまりゴテゴテとモノを置かずにこのくらいシンプルな作りにしておけば、夫婦2人だけのときには書斎兼セカンドリビング的な余剰スペースとして有効活用しておいて、子供が生まれたら子供部屋にしたりと、コンバートも楽に出来そうです。
ココまできっちりとモノトーンでまとめておくと、オフホワイト一辺倒でこの上なく「静」な感じなのに、清々しいエネルギッシュさと開放感まで感じられます。
壁面にさり気なく作り付けられた本棚もいい感じですね。
こういう斜めの天井だと既成品の棚を入れるが難しかったりしますけど、家を建てる段階だったら、予め工務店さんにお願いしておけば、あっという間にちゃちゃっと作ってくれちゃいます。
ロフトに書斎を作りたい場合には、立てる段階で計画的に棚まで作り付けておくことを是非ともオススメします。

空間を光と風が駆け抜けるスリットの家



ここ、風が吹くときっと気持ち良いでしょうね。
コチラ、ベトナム ホーチミンのa21という建築事務所が建てた建物なんですが、かなり面白い作りをしてます。
3階建ての建物の屋根から1階まで随所に木製の格子状のスリットが使われていて、建物全体に上からの日光が差し込んで、風が吹き抜けるようになってるんです。
逆側のエリアにも同様にスリットが作りこまれていて、家全体がスリットでつながった空間になっています。
家具とかを置くときには、隙間に足が落ちないようにちょっと注意が必要かも知れませんね。
当然日光だけでなく照明も透過していくので、ライティングによってスリットの隙間から漏れ出る独特の雰囲気を作り出たりするのも面白そうです。
雨季と乾季があるとはいえ、最も涼しい12月の換気でも最低気温が15度程度までしか下がらない常夏の気候のホーチミンだからこそ、この作りがマッチするわけで、最高気温40度/湿度70%/不快指数100%というような雨季にこのスリット通って家中を駆け抜ける風は何物にも代えがたい素晴らしい爽快感をもたらしてくれるのかなと。
仮にこのアイディアを日本にそのまま持って来ても、夏は冷房要らずの快適な空間になってくれそうな気がします。
ただし冬は相当厳しいことになりますかね…。
スリット部を必要に応じて開閉できるようなアイディアと組み合わせることが出来たら、日本の四季の変遷と上手にマッチする面白いお家が作れそうな気がします。
( via Design rulz )