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【スペースを上下で使いまわす】2つのロフトのあるリビング・ダイニング・キッチン



ある程度の天井の高さが確保できて、そこに吹き抜けやロフトのある家を建てるんだったら、こんなのも面白いかもしれませんよね。

こちらのお宅、リビング・ダイニング・キッチンの脇に梯子が掛けられてまして、

キッチン脇に掛けられた、ロフトに上がるための梯子

 

梯子を上った先は、こんな感じのロフトのワークスペースが。

ベッドエリアの逆側のロフトはワークスペース

 

ところが、この逆側にも、やはり同じような梯子が掛かってまして、

ベッドエリアのロフトの下はリビングスペース

 

こちらにはロフトのベッドルーム。

リビング・ダイニング・キッチンの上のロフトのベッドルームとその下のリビング

 

天井の高いリビング・ダイニング・キッチンの左右両サイドに、それぞれロフトが作られちゃってるんです。

左右に2つのロフトのあるリビング・ダイニング・キッチン

 

こちら、アメリカ カリフォルニア州のウッドベリー大学の大学用の施設として設計された物件でして、360平米の広さのスペースに8個のユニット、1ユニットあたり40〜54平米程度の広さを割り当てまして、そこにリビング・ダイニング・キッチン+2ロフトという変則的なスペースを作り込んじゃったんだそうで。

ロフトとロフト下のスペースが各2つ、一部屋の中に、独特の雰囲気があって面白く使えそうなスペースが合計4つもあるなんて、ちょっといいですね〜。

こちらのお宅のように、片側をベッドルーム、片側をワークスペース、という感じで使うのも良いと思いますし、書斎や子供部屋、子どもたちが成長したあとで必要となる個室など、ライフステージにあわせて、少し手を入れつつ家族で使いまわすというのも宜しいのではないかと。

 

これから家を建てるご予定のある方で、広くて天井の高いリビング・ダイニングを作れるという幸せなお方がいらっしゃいましたら、こんな感じに2つのロフトのあるリビング・ダイニングというのも候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか?

( via dwell )

【リフォームも手軽に】モジュール化された壁面収納とその上の寛ぎのデイベッドスペース



こちら、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスに建つアパートメントの1室なんですが、色々と面白いなと思った部分があったのでご紹介させていただきたいと思います。

メインのスペースは細長いリビング・ダイニング。右側の壁は全面が造作の収納になってます。

細長いワンルーム的なリビング・ダイニング

 

一番奥側のエリアまで行きますと、収納の上部が幅2m×高さ2m程度のサイズでポッカリと削り取られてまして、

リビングとその脇の壁面収納の奥に埋め込まれたデイベッド的スペース

 

そこに、こんな感じの寛ぎのデイベッドスペースが作り込まれてたりして。

壁面収納の奥に埋め込まれたデイベッド的スペース

このスペース、ちょっと良くないですか? あくまでリビングの一部で、何かで遮られているわけでもないですけれど、周囲のスペースからどこかで隔絶されているような、「つながってるのに仕切られてる」スキップフロア的なスペースのつなげ方にも通ずるような面白さがありますよね。

さすがにここがメインのベッドルームというのはちょっとアレかも知れませんが(単身者の一人暮らしとか、小学生以下の小さなのお子さんの子供部屋的な使い方としてはOKかも知れませんけど)、リビングルームの一画の、「より寛いで過ごせるデイベッド的スペース」としてなら十分ありかなと。

 

ちなみに、このデイベッドエリアの右側の壁面造作収納も、実はこんな感じになってたりして。

壁面収納と一体化したモジュラーのキッチンとバスルーム

左側がバスルーム、右側はキッチンです。一見すると単なるクローゼットの扉のようにしか見えないのに、そこを開けると内部がこんな感じになってるの、ちょっと面白いですよね。

 

こちらのお宅のこの壁面の収納、全て同一基準のモジュラーユニットになってまして、それを組み上げて作られてるんだそうで。

といいましても、「モジュラー化」は、あくまでこのアパート一棟の中だけの話なんですが、こういうモジュール、規格化して売ってくれたらちょっと良いですよね。

「このスペースにウォークインクローゼットを作りたいな」「やっぱ書斎が欲しかったな」「子供が大きくなってきたので子供部屋を追加したいな」とか、家族で家に暮らしていると、それぞれのライフステージに合わせて家に色々と手を入れていく必要があるわけで、そういった場合に、普通はしっかりと計画を立ててスケジュールを組んでリフォームを入れることになるわけですが、こんなモジュールがあったら、スペースだけ確保して買ってきて設置すればもうそれだけでリフォーム完了なわけですから。建物に手を入れないから賃貸でも手軽にリフォームできちゃいますし、場合によっては引っ越しの際に持って行ったりもできちゃいますかね。

統一規格で市場に流通してて、中古で売り買いとかもできたりしたら、必要になったら買って、不要になったら売って、という感じで、家も家具も使い捨てでなく最後までしっかりと使い倒すことができちゃうわけですし、これ、サイコーじゃないですか?

後半は何だか僕の妄想が炸裂したような感じになってしまいましたが、どちらかの住宅メーカさんや家具メーカさんで、こういうの本当に作ってくれないですかね? 僕、デイベッドユニットと子供部屋ユニットが出たら必ず買いますんで。あ、でもこういうのが普及しちゃうと家も家具も新品が売れなくなっちゃうから、やっぱダメですかね…。

( via arch daily )