こちらのお宅の壁にある、このちょっと変わった「木製の何か」、一体何だと思います?
扉か雨戸か、もしかしてガレージとか……?
ちょっとわざとらしかったですかね。
こちら、実は壁面にフラットに収納できちゃうテーブルとベンチのセットなんです。
パタンと倒して足を出すと、あっという間にこんな感じの立派なダイニングテーブルと2脚のベンチになってしまうという。
折りたたみ式のテーブルやベンチって、使わないときにはしまっておけて便利ではあるんですけれど、たたんでおいても意外とスペースを取りますし、何よりも、いちいち収納場所から取り出すのが面倒臭くて、結局使わなくなっちゃったりするんですよね。
その点、こちらのテーブルとベンチはピッタリと壁に収まってくれますので、収納スペースも最小限で済みますし、使いたいときにはあっという間に出すことができます。
リビング・ダイニングの壁に取り付けておいて、来客時なんかにサッと出して使えるようにしておくのも便利そうですし、もしかすると、キシラデコールあたりをしっかり塗った上で、庭やテラスやバルコニーの一画に設置して、屋外用の設備として使ったりしてみても良いかも。
ちなみにこちら、コンセプトモデルとかではなく、ブラジルのオンライン家具ショップ”LojasKD”で実際に販売されていて購入することもできる正真正銘の商品。
気になるお値段はR$2,129(R$=レアル)。1レアル≒46円として計算すると、日本円で97,934円だそうです…。
意外と安くなく、でも別に高くも無く、まさに「まぁそんなもんかな」という感じかなと。
でも、10万円出すんだったら、DIYで自分で作ってみたりしても良いかもしれませんね〜。
( via LojasKD.com.br )
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吹き抜ける風と木漏れ陽を楽しむダイニング
抜けるような青い空と、新緑の隙間から差し込む爽やかな初夏の日差し。
こちら、ロンドン北部 イスリントンに建つ、「ビクトリアンハウス」という、伝統的なテラスハウスをリノベーションした物件の庭からの風景なんですが、自宅のダイニング・キッチンがこんなだったら良いですよね〜。
庭とダイニングの間のドアは、全開口型のガラス折れ戸。
そして、ダイニングテーブルの上には、これでもかというくらいに大きな天窓が。
頭上にこれだけ大きな天窓が口を広げていたら、屋内に居ながらにして、まるで外にいるかのような開放感を味わえそうです。
しかも、一段奥まった場所にあるキッチン側にもしっかりと光が差しこむように、キッチンの頭上に更にもう1つ、ちょっと変わった斜め向きのトップライトを設置。
外部に面したダイニングエリアの上には通常の天窓、奥側のキッチンの上には斜めを向けた天窓という形で、2種類の天窓を組み合わせることで、太陽が低い位置にある時間帯にはより奥まで光が届き、太陽がある程度以上に高く昇った以降の時間帯には、奥側のエリアには直射日光が差し込んでこないようになっているわけです。
これはなかなか面白いアイディアなのではないかなと。
ちなみにこちらのお宅、ダイニング・キッチン以外も、家中いたるところに、これでもかというくらいに天窓が入れてあるんです。
メインのベッドルームの天井にも、
サブのベッドルームの天井にも、
バスルームの天井にも天窓を入れてあります。
日本でここまでいろいろな場所に天窓を入れたら、方向やサイズを相当しっかりと考慮しておかないと、夏の西日とかで結構大変なことになってしまうかも…。
一年を通じてどんよりとした天気の日がかなり多いと言われるイギリスだからこそ、こんな感じに天窓をたくさん入れて、貴重な日差しを楽しもうということになるのかも知れません。
でも、諸々の条件が許すのであれば、日照や方角的なことを十分に考慮した上で、こちらのお宅みたいな、光と風を心ゆくまで楽しめる開放感抜群のダイニングをいつか作ってみたいですね〜。
( via Neil Dusheiko Architects )