自宅用」タグアーカイブ

【障子で仕切る】リビングの一画の和な小上がりスペース



このブログで良くご紹介するネタの1つに、「空間のつなげ方/仕切り方」的なのがあるんですけど、何を隠そうこれって、実は僕が自宅のリフォームプランのアイディアとして使えそうなものを色々と探してるだけの話でして。

こういうのも、ちょっと良いかなと。

和風の小上がりスキップフロアスペースのあるリビング1

リビング・ダイニングの一画に、小上がり的な畳の和風スペース。

ほんの2〜30cm程度ですけれど、この高低差が視点のずれや空間の区切りを生んで、スペース全体に奥行きを持たせてくれますよね。

 

必要に応じて障子で物理的に仕切ることもできるようになってますから、より個室に近いスペースとして使うこともできます。

単に部屋の中の一画が、こうやって閉じることができるようになっているだけで、いろいろな面で省エネに寄与してくれると思いますし、方角と採光、用途を組み合わせて考えることで、例えば、夏場でもひんやり涼しく過ごすことのできる日陰エリアを作り込んでみたり、冬場でもポカポカの日向ぼっこルームにしてみたりもできそうです。

和風の小上がりスキップフロアスペースのあるリビング2

ここにこたつなんか置いても良いかも知れませんね〜。

 

こちらは同じお宅の玄関でして、障子の向こうはすぐに上の写真のリビングになんですけれど、こうやって障子で1枚隔てておくだけで、外部から明けっ広げな感じが全く無くなりますし、隙間風防止や断熱/防音的な面でも随分と違ってくるのではないかと。

和な雰囲気の玄関

 

この「和風小上がり&障子活用」、とっても魅力的だと思うので、是非とも自宅リフォーム用アイディアとしてストックしておきたいと思うんですが、うちのレイアウトで言うと、どうも暖炉のあるスペースとかぶさっちゃいそうなんですよね…。

暖炉と畳、合いますかね…?

( via designboom )

【採光と通風と空間の拡がり】中庭とウッドデッキの回廊のある細長い家



自宅の敷地内にこういう回廊みたいな小路が作ってあるのって、ちょっと良くないですか。

箱庭住宅の脇のウッドデッキの回廊2

 

全開口のスライドガラスドアでリビングとつながる、コンパクトな芝生の庭から、

建物脇にウッドデッキの回廊のある箱庭住宅

 

直接屋内に入らずに、その脇の通路を抜けるとこんな感じ。

箱庭住宅の脇のウッドデッキの回廊1

半日陰でも育つものの多いシダ植物と、つる植物の組み合わせ。植物の生命力を感じさせてくれますよね。

 

この通路を通ってリビングへサイドからアクセスしても良いですし、

箱庭住宅の脇のウッドデッキの回廊の奥のリビング

 

その奥へそのまま進むと、ダイニングエリアにも直接アクセスできるようにもなってます。

箱庭住宅の脇のウッドデッキの回廊の奥の吹き抜け付きダイニング

 

同じ作りのウッドデッキのスペースが、奥のバスルームの脇にも用意されてたりして。

ウッドデッキのテラス付きのバスルーム

ここにベンチでも置いて、季節の良いときなんかは、時間の許す限り入浴と夕涼みを繰り返して、なんてのも素敵ですね〜。いっそのこと、ここにデイベッドを置いちゃって、ついでに2台目の冷蔵庫とビールでもあったら、休日の夕方はもうココだけで十分かも。

 

躯体の脇にこれだけの空間が設けてあれば、室内へは相当な量の光が入り込んできますし、空気の流れも格段に違ってきます。そこに更に、複数の導線によってもたらされる空間の拡がりが加わって、物理的な広さを遥かに超える開放的が感じられるスペースになってくれているのではないかと。

ウッドデッキの回廊付きの細長い箱庭住宅のリビング

 

ちなみにこちらのお宅、庭をまたいだ向こうの空間も、離れ的なお部屋が作ってあったりして。

ウッドデッキの回廊のついた細長い箱庭住宅の平面図1階

ウッドデッキの回廊のついた細長い箱庭住宅の立面図

お庭が中庭のようになってるんですね〜。

土地の利用効率の面からみても、建物の建築費用の面からみても、単純に1つの躯体の建物として建てるよりも無駄な部分が多々あるわけで、そういった意味では当然かなり贅沢な作りと言えますけど、その「無駄」が生み出してくれるものってめちゃめちゃ大きいのかなと。

 

こちらのお宅、横幅が狭く細長い形をした「うなぎの寝床状」の土地に建っているわけですけれど、これだけ奥行きがあると、うなぎの寝床状といっても、奥へ奥へと吸い込まれるていくような独特の拡がりが感じられて良いですね〜。

決して狭い土地というわけでもないですし、日本でいうところの狭小住宅というのともちょっと違いますが、細長くコンパクトな土地を上手に使って家を建てるための「ヒント」にできるものが色々とあるお宅だと思います。

( via freshhome )