こちらのお宅のこのお庭、とっても素敵じゃないですか?
開口部を大きく取った格子入りのガラスドアで屋内とフラットにつながる石畳敷きのテラス。
サイドには、蓮の浮かぶ池も作り込んであったりして。
こういう、シンプルでちょっと無機質な感じのところに、メダカやアカヒレ、ヌマエビなんかを入れて、いろいろな生き物が暮らすビオトープ的な空間にしてみたりすると面白いかも。
このお宅、もとは電化製品卸しの倉庫だったものを、こちらにお住まいの2人組の建築家ユニット、Neil RadcliffeさんとJacqui Keysさんが、ご自分たちでリノベーションしたものなんだそうで。
倉庫時代は大きなひとかたまりのスペースだったものを、内装に手を入れ、最低限の部分に壁を作り、残りはガラスのスライドドアでスペースを区切って。もとの建物が持っていた雰囲気を残したまま、開放的で遊び心のある面白いスペースに仕上げられてますよね。
こちらのお宅、2階もこれまた素敵なんです。
2階には2つのベッドルームがありまして、まず1つ目は、先ほどのお庭に面したサイドのお部屋。
幅5mくらいの細長いバルコニー付き。奥行きはそれほどありませんが、座り心地の良い屋外用のアームチェアでも置いておいて、朝夕、ちょっと時間の余裕があるときなんかに軽く出て、みたいな感じで過ごすには十分ですよね。
しかもこちらのベッドルーム、テラスとの間の部分が吹き抜けになってまして、こんな感じに階下のリビングとつながってるんです。
音や空気の流れのことまで考えると多少微妙な感じもしないでもないですけれど、上下のフロアと庭とテラスとが一体となったような、空間の拡がりが感じられるこの作り、ちょっと面白いかなと。
そして、もう1つのベッドルームには、こんな感じのゆったりとした作りのウッドデッキの屋外リビング的スペースが作り込んであったりして。
格子入りのガラスで囲われた、まるでサンルームのようなこのスペース、いいですね〜。
レイアウト的には、先程のベッドルームのちょうど逆サイド。
こちらは周囲を壁で囲った作りになってまして、外部からの視線を気にすることなくリラックスして過ごすことができる、開放感とプライバシーを両立させた屋外空間になっています。
庭付きビルトインガレージ付き、タイプの異なる2つの屋外スペース付きベッドルームのある2階建て3LDK。自宅がこんなだったらいいですよね〜。
これからお家を建てたりリフォームしたりするご予定のある方で、「自宅には、リラックスしてのんびりできそうな開放的な屋外空間がたくさん欲しいな」とお考えの方がいらっしゃいましたら、こんな感じの遊び心あふれるお宅、参考にしてイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。
( via desire to inspire )
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【コンパクトでも十分素敵】2脚の一人掛けソファとティーテーブルで作ったシンプルな屋外リビングスペース
今回のカリフォルニア滞在中、義父が偶然にも仕事でサンタモニカに来てまして、宿泊先のAmbrose Hotelというホテルを尋ねたんですが、そこでちょっといい感じの屋外スペースを見つけたので軽くご紹介しておきたいと思います。
フロント脇のテラスの一画に、2脚の一人掛け屋外用ソファと小ぶりな木製のティーテーブルのセットを置いた屋外リビング的スペース。
シンプルなフレームに良い感じのクッションを組み合わせた一人掛けのソファ。
コンパクトながらもしっかりとした作りで、座り心地も抜群。こういうソファ、意外と見つけるのが難しかったりするんですけれど、屋外家具でというのはさらにレアかも。どこのものかを現地で調べそこねちゃったんですが、そのうち時間を見つけて調べなおしてみたいと思います。
カップ2つと本数冊を置いたら、それだけでもう一杯な感じのティーテーブル。
でも、2人でのんびり寛ぐだけなら、このサイズで十分ですよね。
僕自身が一人掛けのソファが好物なもので、どうしても贔屓目で見てしまうというのがあるとは思うんですが、それを差し引いても十分すぎるくらいに素敵だと思いません?
スペースを全然必要としないこのセットだったら、かなりコンパクトなスペースでも置くことができますから、あまりスペースに余裕のない狭小住宅的なお宅でも、ベランダや裏庭の片隅にちょっとした空きスペースを見つけることができれば、サイコーにいい感じの屋外リビングを作り込めちゃいますしね。自宅に屋外リビング的な場所が欲しいけど、正直スペースにあまり余裕がなくて…とお悩みのご主人/奥様がいらっしゃいましたら、こちらの屋外リビングを参考に、具体的なイメージを膨らませて検討してみるというのはいかがでしょうか。
少し長めにいただいた今年の夏休み第一弾ももう終わり。楽しかった日々を思い出すと、ちょっと寂しい気持ちになりますが、いよいよ日本に帰ります。次のポストは、日本のいつもの机からの投稿になると思います。
それでは(実は夏休み第二弾も取るつもり満々だったりするんですが…)。
( Photos ©juutakudesign.com )