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【手を掛けるのが楽しそう】仕切りの無い大空間ロフト



倉庫をリノベーションしたこういうロフトハウス、チャンスがあれば一度住んでみたいですよね〜。

ロフトハウスの中二階下のリビングダイニング

 

1階はリビング・ダイニング・キッチン。

ロフトハウスの中二階から階下のダイニング・キッチンを望む

スペースの中央は大きな吹き抜け。1階には、玄関とキッチンスペースの間の壁以外、一切仕切りが無く、ただひたすら広大なスペースを家具と機能が分割しています。

ロフトハウスの玄関 Trust Me

階段を上がった上は、建物中心の吹き抜けをぐるりと取り囲む形の中二階的なフロアで、ベッドルーム、バスルームとラウンジ的なスペースに。

ロフトハウスの中二階のベッドルーム1

ロフトハウスの中二階のベッドルーム2

 

このフロアにも壁はほぼ無く、バスルームですら、申し訳程度の間仕切り壁の向こうにバスタブを置いて、間仕切り壁とその延長線上に配置されたキャビネットでスペースが分けられているだけという……。

ロフトハウスの中二階のベッドルームとその向こうのバスルーム

 

洗面台はちゃんと2つ。鏡も2セット用意して、その間に大振りなシルバーボール。

ロフトハウスのバスルームの2つ並んだ鏡とシンク

この家に住んで何が楽しいって、こういう部分が楽しそうですよね。

家自体は仕切りもスペースの割り当ても無いそっけない大空間。しかし、だからこそ細かいところはいちいちしっかりとこだわって行くという。

手間が掛かって仕方が無さそうな気がしますけれど、そもそもが単なる箱でしか無いような家なわけで、こういうコトをするつもりが無いんだったら、こんなところに住んでも面白く無いですもんね。

 

手間は掛かる、冷暖房は効かなくて光熱費は嵩む、全部開けっぴろげでプライベート空間も無い、でも住んでみたい、という感じでしょうか。

少なくとも、自由と開放感はありそうです。時間と忍耐力があれば、おじさんでも住めるかな。

( via yatzer )

【きっと色々刺激的】森に突出るウッドデッキのベランダ



このベランダ、素敵ですね〜。

森の中に建つ家のハンモックのあるウッドデッキのベランダ

シンプルな布張りの椅子に2人で並んで座って、明るいうちからちょっとビールかワインでも、なんてのも良いですし、更にのんびりする余裕があるときは、ハンモックの中でゆらゆらしちゃったりして。

 

逆側にも、もう1つハンモック。そしてデイベッドまで用意されちゃってたりします。

森の中に建つ家の、デイベッドの置かれたウッドデッキのベランダ

 

“Pensatorium”と名付けられたこちらの建物、ブラジルの著名な芸術家であり建築家でもあるTUNGA氏の自宅兼アトリエなんです。

森の中に建つ家のウッドデッキのベランダ沿いのリビング

鬱蒼と木々の生い茂ったこの広大な熱帯雨林を高く評価した氏は、ここで、森に住むサルやオオハシ、アライグマなどの多種多様な動物たちと共に生き、そこから得られたものを自らの創作活動の中に取り込んでいくことを考えて、この家をデザインしたんだそうで。

森の中に建つ家のリビング

 

このお宅を見ていてふと思ったんですけれど、ここまで行ってしまうと、もう、「この土地を自分が所有している」という感覚では無く、「単にそこに土地(森)があり、自らもその一部となってそこに暮らしている」という感覚だったりするのかなと。

あまり上手い説明ができないんですけれど、「自分の土地」「自分の家」といった「不動産所有」の概念って、感覚的には、ある一定のレベル以上に、整地されたり周辺道路の整備などが行われた状態のものに対してしか持て無いような気がするんですよ。

例えば、自らが所有している手付かずの自然そのものな森や山があったとして、書類上/登記上はそれは確かに自分の所有する不動産なわけですけれど、自らがコントロールし切れていない状態にあるその森や山って、実際の感覚としては、単に自然そのものがそこに広がっていて、自分も単にその一部の中で暮らしているだけ、という感じになってくるんじゃないかなと。

そういうのって、イメージとしては、穏やかそうな、何かちょっと寂れたような感じだったりもしますけれど、実際には、日々暮らしていくだけでもものすごく大変で色々とエネルギーが必要でしょうし、それと同時に、逆に自然からエネルギーを返してもらったり、別な形で与えてもらったり、都会で暮らすのとは全く別の意味で、ものすごく刺激的でエネルギッシュな生活が送れそうな気がするんですよね。

 

まあ、こういうのも所詮は街中でしか暮らしたことの無い人間の感覚でしか無くて、野山の近くで自然とともに先祖代々暮らして来たような方々からすると、全然そんなことは無かったり、または、全然別の感覚で受け止めるものが色々とあるのかもしれませんけれど。

もしも機会があれば、一生のうちに一度くらい、何年間かこんなところに住んでみたいですけれどね〜。

( via CASA VOGUE )