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リビングとダイニングをつなげる中心の6段の階段



こちらのお宅のリビング・ダイニング、作りがちょっと面白いんですよ。

こちらがリビングで、

家の中心に階段がある家のリビング

こちらがダイニング。

家の中心に階段がある家のダイニング

どちらも庭に面して並んだレイアウトになってるんですが、その間はといいますと…。

こんな感じの階段でつながってるんです 。

家の中心に階段がある家のリビング側の階段

逆サイドのダイニング側からみると、こんな感じ。

家の中心に階段がある家のダイニング側の階段

 

といっても、別に本当にリビングとダイニングの間をつなぐためだけにこんな階段があるわけじゃなくて、この真ん中には、2階に上がっていくための階段があるんです。

家の中心に階段がある家

何でこういった作りになったのかの詳細まではちょっと分からなかったんですけれど、恐らくは、蹴上げと踏面、家全体のレイアウトの関係からなんでしょうね。

 

ダイニングから隣のリビングに移動するのに、いちいち階段を6段昇り降りしなければならないというのは、もしかすると多少(かなり?)不便かも知れませんけれど、階段下を、リビング/ダイニング双方のエリアで収納スペースとして使えるのは結構大きなメリットだと思いますし、この階段が、スペース全体に独特の面白い雰囲気を与えてくれてるのも確かですよね。

朝、2階のベッドルームから1階のダイニングに降りてくるときに、家の中心から庭全体を眺めながら降りて来られるのも、想像してみるとちょっと気分が良さそうじゃないですか?

 

「家の中心部に階段があるのは家相が悪い」というような話も聞いたことがありますけれど、階段が中央にあると、左右どちらのエリアにも等距離でアクセスが出来て、動線的なメリットも大きいですし、家のレイアウトの自由度を上げる一手段としては、十分に検討の余地ありなやり方なのでは無いかと。

( via archilovers )

床面積34平方mの盛り沢山リノベーション住宅



こちら、床面積34平方mという、かなりコンパクトなお宅をリノベーションした物件なんですが、なかなか面白い作りになってます。

34平方m≒10坪20畳ちょい。この程度の広さしかない場所を上手に使う方法を考えるだけでも一苦労だと思うんですが、こちらのお宅、更に、室内の中央に取り壊すことの出来ない耐力壁があるという難条件までついてまして、その代わりと言ってはなんですが、天井高は4.5mもあるんだそうで…。

 

では実際に、どんなお宅にリノベーションしたのかと言いますと。

玄関を開けて室内に入ると、左手にいきなりリビング&ワークスペース。

狭小ワンルームリノベーション住宅の収納&ワークスペース

階段下もしっかり使って収納を確保。

狭小ワンルームリノベーション住宅の中二階のスモールリビング

リビングといっても、コーナーにソファが1つ置いてあるだけだったりしますが…。でも、ちょっと座ってコーヒーでも飲みながらテレビを見たりするくらいだったら、この程度でも十分なわけで、夫婦2人+小さな子供くらいの家族構成だったらコレもありかも。

しかも、階段を上がった先の中二階的な場所にも、もう1つソファが置いてありまして、第二のリビング的なスペースが作ってあるんです。ここも更にコンパクトなスペースなわけですけれど、高い位置から室内を見渡して寛ぐのって、独特の面白さがありそうですよね。

 

そして、更に階段を上ったその上がベッドエリア。

狭小ワンルームリノベーション住宅のロフトのベッドルーム

写真だと広さがいまいち分からなくて、ちょっと狭く感じるかも知れませんが、コレ、ダブルベッドなんだそうで。でも、もう少し高い柵が欲しいかな……。

 

そして、玄関入って右手、耐力壁を挟んだ逆のエリアがダイニング・キッチン。

狭小ワンルームリノベーション住宅のダイニング・キッチン

こちらは結構ゆったりとした作り。天井高も4.5mもありますし、なかなか開放感のあるダイニングエリアだと思います。

狭小ワンルームリノベーション住宅の断面図2

 

34平方mというと、日本の住宅の感覚では、「結構キツキツの1LDK」というくらいかなと思いますけれど、作り方によっては、ワークスペースあり、セカンドリビングありのこんな盛り沢山住宅にもできちゃうんですね〜。

狭小ワンルームリノベーション住宅の断面図1

でも、よく考えたら、天井高が普通の住宅の倍くらいあるんだから当たり前か……。

いっそのこと、ダイニング・キッチン側にもロフト的なスペースを作り込んでみたら、もっと面白かったかも。

( via ARQUITECTURA-G )