こちらのお宅、階段の作りがとても良いなと思ったのでご紹介させていただきます。
壁に飾られた大小さまざまな額。白いペンキ塗りの可愛らしい手すりの雰囲気と良くあってます。
そして、途中まで上った先の、大きな窓がある踊り場的スペースには椅子が置かれちゃってたりして。
この椅子に腰掛けて、ちょっとコーヒー飲んでみたり、何をするでもなく窓の外の風景をぼーっと眺めたりするの、結構良さそうじゃないですか? 本当にコンパクトなスペースですけれど、かなり面白そうな場所になってくれてますよね。
ところでこちらの階段、既にお気づきかも知れませんけれど、普通の階段とどこか違いますよね。
上の写真を良く見ていただくとお分かりになると思うんですけれど。そう、建物の躯体に対して、角度を付けて作られてるんです。45度よりも更にもう少し大きいいですから、60度くらいといったところでしょうか。
これ、なかなか面白いアイディアですよね。椅子が置かれている場所は、まさにこの角度付けによって生まれた隙間的なスペースですし、もっと現実的な話をするならば、このスペースがるおかげで、ある程度のサイズの家具までなら、この階段から普通に通して上げることもできるようになってくれてるわけで、実用面でもかなり役に立ってくれてそうです。
この隙間、別のフロアでは、1段高くしてクッションを置いて、リーディングヌック的なスペースにしてあったりして。
こういうのも良いですね〜。というか、せっかく家を建てるんだったら、こういうスペースこそ、意識して積極的にたくさん作り込んでいくようにしたいのではないかと。
ちなみにこの角度付け、上のフロアではこんな形で見えてきます。
こういう鋭角のスペースって普通の家の中には当然無いわけですけれど、こういうのもちょっと面白くて良いですよね。
階段との間にスリットを開けて圧迫感を緩和しつつ、デスクの後ろの小物の収納スペースとして使ったりするというのはアリかなと。
階段1つとっても、普通に作ってしまえば単にそれで終わりになってしまうところ、しっかり考えてアイディアを出していければ、これだけ色々な遊び心を盛り込むことができるんですよね。
( via The Selby )
【包まれ感と開放感】キッチン脇のコーナーのコンパクトなダイニング
こちらのお宅のダイニング・キッチン、とっても素敵です。
キッチンには横長の対面式カウンター。
これだけのスペースがあったら、作業もゆったりできそうですね〜。
そして、そのキッチンの脇には、こんな感じのダイニングスペース。
コーナーをそのまま使ったコンパクトなダイニングですけれど、この隙間スペース的な包まれ感と、2面の窓からの開放感の組み合わせ、最高じゃないですか?
お食事時以外は、窓際のベンチをデイベッド的なスペースに見立てて、ゴロリと横になりつつ、お気に入りの時代小説でも読み返しながらうたた寝、なんてのも良いですね〜。
こういうの見てると、やはり家って広さじゃないんだなと改めて思わさせられちゃいますよね。
でも、家族で暮らすんだったら、ダイニングテーブルはもう少しだけ大きくても良いかも…?
( via EMILY HENDERSON )