こちらのお宅、作りも内装もとっても良い感じなんですけど。
雰囲気のある古びた板張りの玄関をくぐると、
室内はオフホワイトの羽目板張り。内壁で小分けにされた空間が面白くてちょっと良い感じです。
この回廊のようなスペースを抜けた突き当りがダイニング・キッチン。
そこから右に折れるとリビング。
リビングの壁面収納の真ん中には、こんな感じのワークスペースが作り込まれてたりします。
内装は、どこまで行ってもひたすら同じトーンのオフホワイトの板張りで統一されているにも関わらず、ワークスペースの中だけいきなり黒い板張りに変えてあったりして。こう遊び心って良いですよね。
ちなみに、この黒板張りのアクセント、ベッドルームにも、
クローゼットにも、採用されてます。
と、ここまでご覧になって頂いて、何かお感じになりましたしょうか?
そう、このお宅、何だか古い校舎とか宿舎みたいな雰囲気なんですよね。
実はこちらのお宅、アメリカのSchoolhouse Electric & Supply Co.という、家具や雑貨、照明なんかを取り扱う会社の社長さんのご自宅なんです。
社名に”Scoolhouse”とは入っているものの、別に学校設備専門のお店というわけじゃないんですけれど、自社で取り扱っているミッドセンチュリーっぽい雰囲気の商品のショウルームとして自宅を使うために、わざわざこんな家を建ててしまったんだそうで。
奇抜さのかけらも無いのに、随所がいちいち面白かったり可愛らしかったりいうというこの感じ、良いですね〜。
こんなお宅に住んでたら、コーナーに置かれた椅子に腰掛けてちょっとコーヒー飲んだりするだけでも楽しい気持ちになれちゃいそう。
いつの日か引退して、郊外にゆったりとした一軒家を建て直せるようなチャンスが訪れたら、是非ともこんな家を建ててみたいものです(まぁ、間違いなく無理だとは思いますけど)。
でも、ここまでやっちゃうと、普通の家具とか家電とかがことごとくマッチしなさ過ぎて、色々と困っちゃうこともありそうな気もしますね……。
( via Schoolhouse Electric & Supply Co. )
【新旧のバランス】古農家リノベーション住宅のリビング
こちらのお宅、オランダの古い農家をリノベーションしたものなんだそうですけれど、新旧織り交ぜた、何とも言えない絶妙なバランスの内装が素晴らしいかなということで、ちょっとご紹介させて頂きたいと思います。
真っ白に塗装し手直しされた壁や天井、リノベーションに際して入れられた新しい建具や各種木製家具と、歴史を感じさせられる古びたフローリングの組み合わせ。何でこんなにピッタリとハマっちゃってるんでしょうかね。
何が良いって、このフローリングが良いですよね。詳細はちょっと分からなかったんですけれど、プレーナーを掛けて、長年の使用で真っ黒になっていた表面を剥がした上で、オイルステイン的なもので仕上げたという感じでしょうか。
真新しさの残る造作の壁面収納と、丁寧に手を入れられた古びたフローリング。違和感が無いどころか、そもそもこれこそがベストな組み合わせだったんじゃないかと思わさせられてしまうくらいです。
各素材それぞれに素材なりの魅力というものがあるわけですけれど、こういうのが木という素材の持つ魅力の1つなんでしょうね。
例えば新築で家を建てる際に、建ててすぐや、5年後10年後の状態を意識して色々なことを検討しておくというのは当たり前のことなわけですけれど、15年20年経った後のリフォームや、30年40年経った後のリノベーションのことまで考えた上での作り込みをしておけたら、住むことをより楽しめる家を作ることができるかも知れませんよね。
( via boulevard b )