こちらのベッドルーム、ちょっと面白いなと思ったアイディアが隠されてるんです。
一見何の変哲も無い、ごくごく普通に素敵なベッドルームなわけですが……。
ヘッドボードの奥に回りこむと……。
何とそこには、こんな素敵なドレッシングエリアが。
普通のベッドルームで、家具なんかも色々と置いてある中に、これだけの大きな鏡を取り付けられる壁面スペースを確保するだけでも結構大変なことだと思いますし、壁で隔てることでプライバシーも確保出来ますので、「親しき仲にも礼儀あり」という感じで、パートナーが同じ部屋の中にいても、気兼ね無く着替えたり、納得行くまでじっくりとお出かけ前のファッションチェックも出来ちゃいます。
鏡の周囲に埋め込まれた照明も良いですね〜。
漏れや反射も考慮して作り込んであれば、例えば、パートナーがまだ寝ている時間に1人で出かけるようなケースや、逆に、パートナーが寝静まった後で帰宅してくるようなケースでも、相手の眠りを妨げること無く着替えることが出来ますしね。
まあ実際には、狭いとか何とか、ちょっとネックもあるかも知れませんけれど、部屋の幅を1m削ることで、「着替え」という毎日何度もすることに色々な面でのメリットを与えてくれるわけですから、アイディアとしては悪くないのではないかと。
でも、あんまりチェック出来過ぎちゃうと、お出かけ前の準備の時間が長くなっちゃうかも…?
( via SARAH LAVOINE )
家の中心に据え付けられた巨大な多機能ボックス
こちらのお宅、ちょっと面白いんですけれど。
家の内部に入ると、柱や梁などの構造躯体的なものと壁以外、ほぼ何もないようなガランとした空間に、
合板で作った、「サービスボックス」と呼ばれる巨大な物体が。
こちら、ぱっと見は、上部に本棚のついた木製の造作システムキッチンという感じなんですが、脇を抜けて奥に行きますと…。
内部に階段が作られてまして、
階段を上がった先、ボックスの上部には、こんなワークスペースが作られてるんです。
階段を上らずに進んだ1階の奥側はトイレとクローゼットです。
こういうの、なんて言うのんですかね?
キッチン兼収納兼階段兼トイレの箱?
でも、ちょっと面白いですよね。
スケルトン・インフィル住宅じゃないですけれど、まず周りのガワだけ、きっちりとしたものを作っておいて、内部側は、住む人のニーズに応じて多機能のボックスをオーダーメイドで作り込む、とか。
リフォームするのも簡単ですし、もしもいつの日か、こういうのが一般化した世の中が到来したら、1人一個/一家に1つとかで、みんなそれぞれ規格化されたこのボックスを持っていて、引っ越すときにはこのボックスを移設したりして……。
ちなみに、ベッドルームとお風呂はこのボックスには含まれていませんで、2階の、ワークスペースとは逆のエリアに、普通のフロアとして作られてます。
あのボックスが無いと、ここに上がってくることも出来ないんですから、やっぱ少し(かなり?)変わってますかね……。
何はともあれ、こんな感じでダイニング・キッチン・収納・ワークスペース・トイレ・バス・寝室と一通り揃っているわけですが、あれ? じゃあ、リビングは無いの……?
ということで、キッチン脇のドアから外に出てみますと……。
ドアの先はウッドデッキのベランダになってまして、ここと庭がリビングスペースというわけで。
便利か不便か、実用性がどうだとか、実際には色々あるのかも知れませんけれど、住んだらともかく楽しそうなお家ですよね。
( via archilovers )