こちらのお宅のこのベッドルーム、ちょっと素敵ですよね。
縦横それぞれ2mちょい、広さにしてわずか3〜4畳程度といったところでしょうか。2面の壁に大きな窓の入った天井の低いスペースに、寝心地の良さそうな大きなマットレス。コンパクトですけれど、ものすごく落ち着いて過ごせそうなベッドルームじゃないですか?
実はこちら、例のごとくと言ってはアレですが、トレーラーハウスなんです。
ノースカロライナ州シャーロットの郊外に設置された、広さ360スクエアフィートのトレーラーハウス。
室内のメインスペースはリビング。
コーナーのこの階段を上がった先が、先ほどのロフトのベッドルームです。
ロフトの下はキッチン。
その脇には、小さいながらも明るく開放的なダイニングスペースと、
さらにその奥には、こんな感じのサンルーム的なスペースまで作ってあったりして。
いいですね〜これ。よく晴れた休日の朝、ここでコーヒー片手にポカポカひなたぼっことか、相当素敵なひとときじゃないですか?
こんな感じに観葉植物を置くのも当然いいと思いますけれど、キッチン脇ですので、ここで家庭菜園的に葉物野菜とかを栽培してみるのいいかも。
こちらのお宅、ここまでももう十分という感じなんですけれど、先ほどのリビング&ロフトの逆側にも、さらにこんな感じにロフトがもう1つ作ってあったりして。
こちらのロフトには座り心地の良さそうな一人掛けのソファを置いて。
リーディングヌック的な寛ぎのスペースといったところでしょうか。
わずか360スクエアフィート≒33.5平米程度ですから、単身者向けのワンルームマンション程度といった程度の広さなわけですけれど、アイディア次第でこれだけいろいろなものを盛り込めむことができるんですよね。
トレーラーハウスどうこうという話は抜きにしても、こういう遊び心の盛り込まれたコンパクト空間って、狭小住宅や面白さのあるスペースを作り込むために参考にできる部分がたくさんあるのではないかなと。
僕の自宅も、リフォームのアイディアを検討する際には、いろいろと参考にさせてもらいたいと思います。
( via Glyn A Stanley Photography )
【贅沢で余裕のあるスペース】L字型カウンターを対面に組み合わせた開放的なキッチン
こういうレイアウトのキッチン、良くないですか?
ゆったりとしたスペースの両サイドに、対面にL字カウンターを組み合わせたこの作り、今どきの住宅事情からするとかなり贅沢だとは思いますけれど、とても使い勝手が良さそうかなと。
見方によっては、コの字型キッチンの端に短い対面型のオープンカウンターを足したような形ともいえるこのレイアウト、手前のカウンターに背の高いスツールでも用意して、キッチン直結のバーカウンター的なスモールダイニングエリアとして使ってみたりするのもいいかも。
周囲をぐるりとカウンターで囲ったような形ですので、かなりのサイズのスペースが確保できて、何をするにも作業がしやすそう。
カウンタースペースだけの話をするならば、普通のⅡ型のキッチンでもそれなりに近いイメージにはなりますし、2つのカウンター間の距離も近くなって作業動線的にもメリットがあるとは思いますけれど、中央のスペースがなくなる分、結構窮屈な感じになりますよね。
その点、こんな感じに中央に十分な空間が確保できていると、2人3人での作業でもごちゃごちゃとせずにできるのは当然のことながら、ホームパーティ的な集まりの際などに、大人数がキッチンに出入りするようなシチュエーションでも大丈夫そうです。
向かい合わせのエリア同士が遠く離れてしまう点は確かにデメリットになるとも思いますけれど、作業の流れや動線的につながってくるようなアイテムを1つのL字の中にセットで落とし込むような配置で設計できれば、そこらへんも問題なく対応できそうですしね。
デッドスペースになりがちなコーナーが2箇所ありますけれど、ココも忘れすに有効活用するアイディアを盛り込んでおけるとなお宜しいかなと。
まあ、これだけの余裕があるということは、逆にいえば物理的なスペースを相応に専有とするということでもあるわけで、そもそもそれだけの広さが確保できていないと厳しいわけではありますが…。
でも、キッチンって、主婦にとっては(今どきは別に主婦だけの話じゃなくて、男性も、共働きの女性も、誰でも、ですけれど)、毎日毎日相当な時間を過ごす「メインのスペースの1つ」なわけで、そこを、家の中のどこよりも重要なスペースとして位置づけて贅沢な作りにするというプラン、ありだと思うんですよね。
これからお家を建てたりリフォームしたりするご予定のある方で、家の中のどこかに、多少なりとも余裕のあるスペースを割り当てられるプランを考えられそうだという幸せなお方がいらっしゃいましたら、こんな感じの「広く余裕のあるキッチン」、検討候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか?
( via Revista AD )