ベッドルームって、基本的にはベッドさえあればそれで十分なんですよね。
僕の自宅、狭小住宅のくせに、なぜだかベッドルームだけは妙に広かったりしまして(といってもせいぜい16〜7畳程度なんですが)、空いたスペースにソファとステレビを置いてモールリビング的なスペースを作ってあるんです。それはそれでいい感じのスペースだと思ったりもしてるんですけれど、このくらい究極シンプルなのもいいですよね。
2辺を取り囲む腰高窓と高い位置に設けられた横長の窓の組み合わせが、こじんまりとしたコンパクトな空間を明るく開放的な雰囲気にしてくれます。
こちらのお宅の場合、壁掛けの大型液晶テレビも入れちゃってますけれど、寝室にテレビがあると、なんとなくでテレビを見てしまったりしてあまりよろしくない部分もあるのかなと(これはあくまで個人的見解ですので…)。
既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、こちら、例のごとくトレーラーハウスなんです。
広さ319スクエアftとのことですから、メートル換算で29平方m。ちょい広めのワンルームマンションの専有面積と同じくらいといったところでしょうかね。
ちなみに先程のベッドルームは具体的にどの程度の広さなのかといいますと、サイドのクローゼット部分まで含めたベッドルーム全体で、1辺が8フィート2インチ≒2.49mのほぼ正方形のスペースとのこと。2.49m×2.49m≒約6.2平方m、3.75畳ということになります。
4畳以下の広さでもこれだけのいい感じなベッドルームが作れるというのは、トレーラーハウスのみならず、そして、狭小住宅のみならず、どんなお家を建てる際にも必ず参考にできる部分があるのではないかと思います。
( via ESCAPE Traveler RV )
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【包まれてリラックス】湖に面して建つ木製の洞窟の寛ぎ空間
土地とお金に余裕があったら、自宅にこういうの作ってみたいですけどね。
近未来の宇宙船の内部を連想させるような流線型のインテリアのこちら、いったい何なのかと言いますと、サウナなんだそうで。
内装は杉の羽目板。木の暖かみ、節ありの板目の変化に富んだ独特の表情と、艶めかしい彫刻のような曲面の組み合わせが最高に素敵ですよね。
ロケーションは、北アメリカ五大湖の1つ、アメリカ ミシガン州とカナダ オンタリオ州にまたがって広がる広大なヒューロン湖の北東部のほとり。
長い年月を掛けて作られた花崗岩の崖のきわに、天然の地形をそのまま利用して、埋め込むような形で作りこまれています。
外壁も、用いられているのは内装と同じく杉。
ただしこちらは、”Shou Sugi Ban method”、つまり、日本の伝統的な建築材料である「焼杉」です。
冒頭で、「近未来の宇宙船の内部」という陳腐な表現を使ってしまいましたが、このサウナを作るにあたってイメージしたのは「洞窟」なんだそうで。そういわれてみれば、この雰囲気といい、このロケーションといい、宇宙船というよりは洞窟の方が遥かにしっくり来ますね。
この流線型の内装、見た目の美しさ、洞窟的な「包まれ感のある心地良さ」をもたらしてくれるのもさることながら、尖った部分がほとんど無いという点で、裸に近い姿で過ごすサウナという場所で、内部の人間がよりリラックスして過ごすことにも一役買ってくれているのではないかと思います。
そういう意味では、見た目は全然違いますけれど、このサイトでも何度かご紹介してきた、「浴室のニッチの物置スペース(=出っ張りが無いので、裸で過ごして、シャンプーしたりして目を閉じることもある浴室には最適)」にも通ずる部分があったりするのかなと。
こんな雄大な風景を目交いにおさめながら、美しくも艶めかしい木製の洞窟で最高にリラックスして過ごす心地よいひととき。いいですね〜。
これを自宅に作るというのは、さすがにちょっと無理がありますかね…。でも、こんな感じの設備のある温泉宿とかがあったら、年末年始のお休みにでも泊まりに行ってみたいものです。伊豆とか南房総あたりにあったりしたら、毎年恒例で通っちゃうかも。
( via ArchDaily )