書斎」タグアーカイブ

【程よくつながる】ダイニング上の明るく開放的なワークスペース



家の中にこういうちょっとしたスペースがあるのって良くないですか?

高い勾配天井の下は開放的なダイニング。

高い勾配天井の下の開放的なダイニング

ロフトのワークスペース付きのダイニング

 

二階への螺旋階段を上りますと…。

ダイニングからロフトに上がる螺旋階段

 

ちょっと幅のあるロフト風の廊下に、こんな感じのワークスペースが作り込まれてたりして。

三角の窓から光が差し込むロフトの勾配天井の下のワークスペース

勾配天井の下に埋め込まれた三角の窓から差し込む光のお陰で明るく開放的。

 

こういうスペースの使い方、ちょっと良くないですか?

高い勾配天井の下のロフト付きのダイニング

下のダイニングとフロア間で隔てられているようでありながらも、それなりにつながっているこの感じ、周囲からの視線もあり、程よく緊張して横道にそれることなく半強制的に作業に集中せざるを得なかったりして、ワークスペースとしても意外と良い作りだと思うんですよね。お子様の勉強用スペースにしたら、例えば奥様が階下のダイニング・キッチンで家事をしていても、上の子どもたちの様子をそれとなく感じながらお互いに過ごすことができて、こういうの、なかなか宜しいのでないかと。

 

自宅に書斎が欲しいけれど、ちょっとスペース的な余裕が…というお悩みをお持ちの方、リビングやダイニングの上に、こういったちょっとしたスペースを作り込んでみるというのはいかがでしょうか?

( via SF GIRL BY BAY )

【ロフトを活用するアイディア】コンパクト目なスペースをゆったり使う



こちらのワンルーム、作りがちょっと面白いなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。

ぱっと見は、ちょっとゆったり目の作りのワンルームといった感じ。

ルーバーで隠されたロフトベッドルーム付きのゆったりとしたワンルーム

 

右手がダイニング・キッチン。

ロフトベッドルーム付きのワンルームのダイニング・キッチンエリア

 

キッチンの作りは結構コンパクト。

ロフトベッドルーム付きのワンルームのキッチン

 

逆側サイドがリビングエリア。

ロフトベッドルーム付きワンルームのリビング

 

広さ32平方mとのことですので、日本の感覚で言えば、「単身者向けの多少広さのある1DK」程度といったところでしょうか。その割には意外と余裕のある作りですよね。

それもそのはず、普通、32平方m/1DKのお部屋だったら、このスペースの中のどこかにベッドルームが作られてなきゃいけないわけですが、それがどこにも見当たらないわけで…。

 

ではそのベッドルームはどこにあるのかと言いますと…。

リビングエリアの収納の間から、ズイっとこんな感じにいきなり階段が出てきちゃったりして…。

ロフトベッドルームから出てきたところ

 

その階段を上ってルーバー状の扉を開けますと、そこがロフトのベッドルームになってるんです。

ルーバーで隠されたロフトベッドルームに上がる隠された階段を引き出したところ

鎧戸に隠されたロフトベッドルーム

これはなかなか良いアイディアかなと(まあ、普通に梯子でも1つ取り付けておけばそれでOKという気もしないでもないですが、毎日毎日ベッドルームに梯子で上がるというのもちょっとアレな気がしますし、こういうきちんとした階段が壁に収納できるようになっているというのはちょっと面白いですよね)。

 

リビング/ダイニング/キッチン/ベッドルーム以外のスペースはどうなっているのかと言いますと、

ロフトベッドルーム付きのゆったりとしたワンルームの入り口から室内

 

入り口の右脇、先ほどのベッドルームの下が、こんな感じのコンパクトなワークスペース。

ロフトベッドルーム付きのゆったりとしたワンルームの入り口脇のワークスペース

 

その向かいがバスルーム。

ロフトベッドルーム付きのゆったりとしたワンルームの入り口脇のバスルーム

 

玄関脇のクローゼットには、自転車まで収納できるようになってたりして。

ロフトベッドルーム付きのゆったりとしたワンルームの入り口脇のワークスペースとその横の自転車収納クローゼット

 

こうやってみてみると、決して広々という感じではないですけれど、わずか30平米ちょいとは思えないくらいにそれぞれのスペースが余裕がある作りにできてますよね。やはりこれは、ベッドルームという、必ず一定の床面積を専有せざるを得ないスペースをロフトに持っていってあるお陰かなと。

家を建てたり間取りを決めたりする際に、限りあるスペースのどこをどう使っていくかというのはかなり大きなポイントの1つになるわけですけれど、この「ロフトベッドルーム+収納式階段」、結構使えるアイディアなのではないかと。

僕の自宅でも、子どもたちが大きくなった際のリフォームプランをたまに考えてまして、その中に「ロフトでベッドルームを1つ追加」という案もあるんですが、「ベッドルームに梯子で上がるのはちょっと(日々のことだと思うとやはり何かと不便だろうし、子どもたちがふざけたり、酔っ払って帰ってきたお父さんが落ちたりしたら…)」という懸念があったりして、どうかなと思ってたんです。でも、このプランなら、結構ホントにアリかも知れないなと。時間を見つけて、もう少し具体的に考えてみたいと思います。

 

ちなみにこちらのお宅、実は普通の住宅ではありませんで、オランダ アムステルダムでこの(2015年の)秋からサービス提供を開始する、”ZOKU”という、新しいタイプの宿泊施設の中のひと部屋の写真なんです。

「新しいタイプ」といいましたが、”ZOKU”のサイトの細かい説明を読んでいくと、「住んで、働いて、地域の人々と交流するための」「宿泊施設とホームオフィスを融合した」「ベッドがメインでない」「旅行者向けの宿泊施設」というような記述がありまして、簡単に言うと(間違っているかもしれませんけれど)、「住んでいるように滞在できる」というあたりがコンセプトなのかなと。

ちなみにこの”ZOKU”とは、日本語の「族」から取ったもので、「家族」「部族」など、「同じ文化、同じライフスタイルを持つ人々がともに過ごす場所」というような意味が込められたネーミングなんだそうで。

今後、ロンドン、パリ、ベルリン、バルセロナ、ウィーン、コペンハーゲンなど、少なくとも5箇所で”ZOKU”のサービスを展開する予定とのこと。家の参考にするのも当然良いですが(そのためにご紹介したわけですが)、今秋以降にヨーロッパに旅行をする機会のある方は、宿泊先候補の1つとして検討してみるというのはいかがでしょうか。

( via ZOKU )