こちらのリビング・ダイニングの雰囲気、素敵じゃないですか?
明るく開放感溢れるこの感じだけでも素晴らしいと思うんですけれど、この螺旋階段と、上部に見えてるガラスの「何か」が、これまた気になったりしません?
このリビングダイニング、逆から見ますと、こんな感じになってるんです。
そう。上に見えていた「ガラスの何か」は、ダイニングの上に作られたロフトスペースの床。つまり、ロフトの床がダイニングの天窓になってるんですね〜。
螺旋階段を上がっていきますと…。
ダイニングの上には、こんな感じのベッドエリアが。
床の一部がガラスになっていて、天窓から差し込んだ光がそのままダイニングまで届きますので、ロフトを作ってもダイニングの開放感はそれほど損なわれず、こういった、明るくて開放的な雰囲気を保てているわけです。
これ、ちょっと良いですね〜。
「ダイニングの上がベッドルーム」という配置は、もしかするとちょっと微妙なものもあるかもしれませんけれど、来客時にはカーテンでも引いてある程度隠したりできるようにしておけば良いわけですし、何よりも、この明るく開放的な雰囲気を、ベッドルームとダイニングという2大重要エリア双方で享受できてしまうわけで、まさに「一粒で2度美味しい」的なアイディアなのではないかと。
あ、でも、万が一、「ベッドルームが明るいと眠れない」というパートナーをお持ちの場合は、こういうベッドルームを作ると非常に悲しい結果を招く可能性が高いですので、本当にこちらのお宅を参考にする場合には、ご主人/奥様のご意見を事前にしっかりと確認しておくことを激しくオススメしておきます。
ちなみに、螺旋階段で一番上の天井まで上ると、
天窓が開いちゃいまして…
屋上に出られちゃうんです。
コレも良いですね〜。
手すりとか、最低限の安全対策は当然必要だとは思いますけれど、後は別に何も無い「単なる屋根の上」でも、季節の良い時期に冷たいビールでも持って上がったら、それだけできっとものすごく気持ちが良いひとときを過ごせちゃうと思うんですよね〜。
( via Stadshem )
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【シチュエーションに応じて柔軟に】空間を緩く隔てる箱
フロアの上に突然ど〜んと現れたこちらの「箱」、なんだと思います?
実はこの「箱」、内部にはテーブルと椅子が入れてありまして、ちょっとした打ち合わせなんかに使える小部屋になってるんです。
しかも、一方の面の壁が観音開きで全開口するようになってまして、大人数での打ち合わせとか、場合によってはプレゼンなんかにも使えるようになってるんだそうで。
設置されているのは、当然のことながら個人宅ではなく、スペイン バルセロナの某オフィスの中。
こちらのオフィス、ちょっと変わったことに、建築事務所とネット通販という全く異なる2つの会社が同一のフロアをシェアして使用してまして、どちらも繁忙期には人を増やし、閑散期には人を減らすということを行う会社だったために、フロアがごっちゃになり勝ちだったんだそうで。
とは言え、フロアを物理的に区切ってしまうと、時期に合わせてスペースを融通することもできなくなってしまうし、何よりも開けた視界や開放感、採光を損ないたく無い、ということで考えられたのがこちらの「箱」だったんだそうで。
逆側の2面は、全面がニッチ状にくり貫かれた収納棚。
壁面に設置された長いカウンターテーブルは、あるときは各個人用のワークデスク、あるときは各種共同作業用のスペース、そしてあるときは荷物置き場と、ニーズに合わせて柔軟に姿を変えてくれます。
オフィスと個人宅では、当然のことながらニーズも作りも大きく異なるわけですけれど、開放感を損ねずに上手に空間を区切ったり、シチュエーションに応じて柔軟にスペースを融通したりできるようにしようとするこういった取り組み、個人宅を建てる場合にも、色々と参考に出来る部分があると思うんですよね〜。
※どこにも書かれてませんでしたけれど、多分このオフィスをシェアしている建築事務所って、このオフィスをデザインしたZEST Archtectureなんじゃないかなと…。だって、自分たちの事務所、他人に頼みませんよね? よく見ると、”ZEST”って木製のオブジェも飾ってあるし…。
( via ZEST Archtecture )