こちら、ポーランドのとある狭小住宅なんですが、アイディアや作りがいろいろとおもしろいかなということで、ちょっとご紹介させていただきたいと思います。
広さわずか13平米≒8畳弱、細長いスペースの玄関側サイドには、かなり存在感のあるボックス状の造作クローゼット。
開けると中には、洗濯機まで入ってます。
クローゼットの上が、ロフトのベッドルーム。
1人で寝るには十分過ぎるくらいの広さです。頑張ればダブルベッドサイズのマットレスも入りそうですけれど、寝返りをうったときに落ちたりしたら怖いですから、このサイズに収めておくのが無難ですかね。
ロフトの下はキッチン。極限まで小さいこのスペース、決して使い易くはないとは思いますけれど、引き出し式の作業カウンターのお陰で、ちょっとした料理だったらなんとかなりそうです。
そして、キッチンの右脇がトイレ&バスルーム。
居室に戻りまして、部屋の奥のエリアには、ワークデスク&PC。
ワークデスクは伸長式。脇を伸ばしてPCをどかせばダイニングテーブルに。
そして、ワークデスクの奥にはハンモック、壁には自転車が吊られてたりして。
この狭さの中にソファを置くのはかなり厳しいと思いますけれど、これだったら大丈夫。たまには椅子じゃないところでちょっと一息つきたいこともありますから。これって別に狭小住宅だけに限った話じゃないんですけれど、ロフトといい自転車&ハンモックといい、「頭上&空中」をいかに上手に使うかって、スペース有効活用の大きなポイントなんですよね。
それにしても、8畳って、ワンルームの中でもかなり小さい部類に入るサイズじゃないですか。 昔、大学時代に、そのくらいの広さの部屋に住んでいる友人がいましたけれど、「玄関開けるとそこに小さな部屋が1つあってそれで終わり」という感じで、とてもじゃないですけれど、「自宅スペースを楽しむ」みたいなのとは程遠かった記憶があります。そこをこれだけのスペースに持って行ってるわけで、これはなかなか素晴らしいのではないかと。
狭小住宅の作りとかアイディアって、普通の一軒家とかでも、いろいろと応用できる部分があると思うんですよね。書斎やワークスペース、子供部屋あたりだと、まんまアイディアを流用できる部分もあると思いますし、「ソファの替わりにハンモック」みたいなアイディアが「いいな」と思えば、じゃあ、家を建てる際に、リビングやダイニングの壁に、耐荷重を確保したヒートンでも埋め込んでおくか、ということになって、そのヒートンがまた別の使い方もできて…なんて感じで、家の中におもしろいスペースが増えていってくれたりするのかなと。
それにしても、こういうアイディア見つけるたびに、僕の自宅にも盛り込みたいなと思ってストックに入れるようにしてるんですけれど、アイディアはどんどん集まるんですが、実際に盛り込むほうが追いつかないんですよね…。まあ、コツコツと少しずつDIYしてくしかないんでしょうかね…。
( via DESIGN MILK )
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【遊び心でリフレッシュ】ゴールドとサブウェイタイルのゴージャスなバスルーム
こちらのお宅のこのバスルーム、いいですね〜。
サブウェイタイル貼りの浴室に、ちょっとゴージャスな雰囲気のあるゴールドの幾何学模様のカーテン。
鈍い輝きを放つ真鍮の金物がまたいい感じ。
逆サイドの洗面スペースはこんな感じ。
鏡のフレームのこのギラギラした感じ、古代エジプトの王族の装飾品みたいですな…。
その脇には、さらにこんな感じに、アクセサリー類をそのまんまぶら下げちゃったりして…。
ここまでやっちゃうというのはどうかという気もしないでもないですけれど、お風呂くらい、このくらいきらびやかでもいいですよね。
シャワーエリアの脇には、こんな感じのニッチの物置まで作ってあったりして。
ニッチ内に貼られてるこういうタイル、ペニータイルっていうんでしょうか。こういうことすると、それだけ手間もコストもいちいち膨らんでいきそうで、他人事ながらちょっと怖いような気もしますけど、この遊び心の発揮っぷりは素敵ですよね〜。お風呂ひとつとっても、やろうと思えばここまでやれちゃうものなんだなと。
ちなみにこのバスルーム、もともとはこんな感じだったバスルームを、
こちらのお宅にお住まいの、Dayka Robinsonさんというインテリアデザイナーさんがご自分でDIYでリノベーションして作り込んじゃったものなんだそうで。
掛かった費用、なんと3,000ドル…。3,000ドルって、1ドル120円換算で36万円ってことでしょうか…。いくらなんでも、それはちょっとやり過ぎといいますか、少なくとも個人でコツコツとリノベーションするという範囲は出ちゃってるような気がしないでもないような気もしますが、まあ、こういうのは好みの問題ですから。
それに、自宅のバスルームがこんなだったら、毎日が、それまでよりもちょっと楽しい感じになってくれるような気もしますし。毎朝このバスルームに入るたびに、気持ちがいい感じに高揚したり、日々のドタバタで疲れた体が毎晩ここでリフレッシュされて、気持よくベッドルームに向かうことができるようになるんだと考えれば、たかが3,000ドルなんて、お安いもんですよね。
( via dayka robinson designs )