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【スペースを上下で使いまわす】2つのロフトのあるリビング・ダイニング・キッチン



ある程度の天井の高さが確保できて、そこに吹き抜けやロフトのある家を建てるんだったら、こんなのも面白いかもしれませんよね。

こちらのお宅、リビング・ダイニング・キッチンの脇に梯子が掛けられてまして、

キッチン脇に掛けられた、ロフトに上がるための梯子

 

梯子を上った先は、こんな感じのロフトのワークスペースが。

ベッドエリアの逆側のロフトはワークスペース

 

ところが、この逆側にも、やはり同じような梯子が掛かってまして、

ベッドエリアのロフトの下はリビングスペース

 

こちらにはロフトのベッドルーム。

リビング・ダイニング・キッチンの上のロフトのベッドルームとその下のリビング

 

天井の高いリビング・ダイニング・キッチンの左右両サイドに、それぞれロフトが作られちゃってるんです。

左右に2つのロフトのあるリビング・ダイニング・キッチン

 

こちら、アメリカ カリフォルニア州のウッドベリー大学の大学用の施設として設計された物件でして、360平米の広さのスペースに8個のユニット、1ユニットあたり40〜54平米程度の広さを割り当てまして、そこにリビング・ダイニング・キッチン+2ロフトという変則的なスペースを作り込んじゃったんだそうで。

ロフトとロフト下のスペースが各2つ、一部屋の中に、独特の雰囲気があって面白く使えそうなスペースが合計4つもあるなんて、ちょっといいですね〜。

こちらのお宅のように、片側をベッドルーム、片側をワークスペース、という感じで使うのも良いと思いますし、書斎や子供部屋、子どもたちが成長したあとで必要となる個室など、ライフステージにあわせて、少し手を入れつつ家族で使いまわすというのも宜しいのではないかと。

 

これから家を建てるご予定のある方で、広くて天井の高いリビング・ダイニングを作れるという幸せなお方がいらっしゃいましたら、こんな感じに2つのロフトのあるリビング・ダイニングというのも候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか?

( via dwell )

【緩くシンプルに区切って使う】コペンハーゲン港に面して浮かぶ細長のフローティングハウス



こちら、デンマークの首都コペンハーゲン南東部、コペンハーゲン港に面して浮かぶフローティングハウスのリビング・ダイニングなんですけれど、作りがちょっと良い感じかなということでご紹介させていただきたいと思います。

コペンハーゲン湾に浮かぶ細長いフローティング住宅のリビング・ダイニング

床面積860スクエアフィート、メートルに換算すると77平米23坪46畳といったところの平屋の細長い躯体。

 

キッチンの後ろにはディバイダを兼ねた大きな造作収納。

コペンハーゲン湾に浮かぶ細長いフローティング住宅のリビング・ダイニング・キッチン

 

そして、その向こう側はこんな感じの通路になってまして、

コペンハーゲン湾に浮かぶ細長いフローティング住宅のリビング・ダイニング・キッチンとベッドルームの間の廊下 構造用合板

左手の収納は、先ほどのキッチンの造作収納の裏側です。

 

右手の合板の壁の向こうがベッドルーム。

むき出しの構造用合板で仕切られたベッドルーム

こういうシンプルな内装、結構好きなんですよね。

 

作るのも壊すのも比較的簡単にできてしまう、扉なしのむき出しの合板の壁。

コペンハーゲン湾に浮かぶフローティング住宅のベッドルーム

空間を仕切りつつも、その存在感をあまり感じさせないこの感じ、ちょっと良くないですか?

 

平面図でみるとこんな感じ。

77平米の細長い1フロア住宅の平面図

空間の区切り方や部屋の作り方にも色々あるわけですが、造作収納やシンプルな壁の組み合わせだけで大きな空間を仕切って使うこういうやり方、この緩い感じも当然良いですし、将来的にレイアウト変更をしたくなったときにも比較的簡単に手が入れられますので、そういった面でもちょっと魅力的じゃないですか?

 

家を建てる際に、空間をどうやって区切ってそれぞれのスペースをレイアウトするかというのは大きなポイントの1つなわけですけれど、実際にそこに人が入って暮らし始める前の段階で具体的なイメージを膨らませてそれをプランとして決めるのって結構難しいですよね。

とはいえ、「仕切りも何もなくただだだっ広いままの空間を1つ作っておいて、後から考える」というのはあまりオススメできる方法ではないですし、だったらこんな感じに、住みながら必要に応じて自分たちで手を入れたりリフォームしていくというのを前提にして、初期段階はごくごくシンプルな仕切りだけ必要な分だけ入れておくというのも、これはこれで1つの選択肢なのではないかと。

檜の構造用合板あたりを使って木目や香りを楽しんでしまうというのもありかも。




ただ、もしも本当にこういう作りにする場合には、一切扉のない作りにしてしまうと、冷暖房の効きも極端に悪かったり隙間風がすごかったりと、困った点も当然色々と出てきますので、必要に応じて扉を入れるとか、カーテンで多少なりとも空気の流れを抑えられるようにするとか、そういった点についてしっかりと考えておけると、エアコン代で跳ね上がった光熱費で目玉が飛び出るようなことが避けられて宜しいのではないかと…。

( via dwell )