こちらのお宅の屋外スペース、ちょっと面白いなと思ったのでご紹介させていただきます。
2つの建物の間に挟まれた、幅2m×奥行き7〜8m程度の、単なる隙間のような細長いルーフバルコニー的なスペースなんですけれど、上部をガラスで覆ってカウンターと流しを設置して、塗装や工作など、屋内で行うにはちょっと気がひけるような作業を何でもできてしまう半屋外の多目的作業エリアを作りこんであるんです。
しかもその奥には、これとは別に、上部と周囲を完全にガラスで覆った温室的なスペースが作ってありまして、
座り心地の良さそうなきちんとしたソファを置いて、コンパクトな屋外リビング的なスペースまで作ってあったりして。
これ、良いですね〜。
表に出るのが億劫になるような寒い季節でも、天気の良い日だったらここで日向ぼっことかできちゃいそうですし、小さなヒーターとブランケットでも用意しておけば、直接太陽の光の差し込まない時間帯や夜でも結構大丈夫そうです。
向きによっては夏場はちょっと暑くて厳しいこともあるかも知れませんけれど、そこら辺はカーテンとかオーニングを併用すればどうとでもコントロールできそうですしね。
放っておいたら単なる「建物の間の隙間」で終わってしまいそうなスペースに、ちょっとしたアイディアと手間を掛けてみるだけで、こんな風に色々と遊べそうなスペースを作ることができてしまうわけで。
やっぱ、想像力って大事ですね〜。
( via conny deerenberg )
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【地形を活かす】傾斜地の上のコンパクトな屋外リビング
こういう見晴らしの良いバルコニーの屋外リビング、良いですね〜。
こちらのお宅、こんな感じの傾斜地に建ってまして、このバルコニーは、傾斜を活かして高台の上から見下ろすようなレイアウトになるように作られてるんです。
最初の写真では結構広く見えますけれど、こうやって見るとかなりコンパクト目なスペース。
少し大きめの庇でも張り出させておけば、ちょっとした雨だったら大丈夫そう。
しとしとと降る秋雨の中、バルコニーのソファでコーヒーでも飲みながらのんびり読書、なんてのもオツなのでは無いかと。
こちらのお宅の持つ高台というアドバンテージは確かに大きいとは思いますけれど、例え高台でなくても、立地や周辺環境の持つ良さを上手に活かすことができれば、コンパクトなスペースでも十分に素敵な空間を作りこむことができるという1つのお手本のようなものにできるかなと。
こういうのを見ていると、家の中のスペースって、広さ云々じゃなくて、居心地の良い空間を作りこむために、いかに色々なことを考えて、実際のイメージを膨らませていくことができるかに掛かってるんだなということを、つくづく感じさせられますよね。
( via Westover Landscape Design )