こちらのお宅のリビング・ダイニング・キッチンの作り、ちょっと面白いんですけど。
かまぼこ型のヴォールト天井の下の開放的なスペースをゆったりと使ったリビング・ダイニング。
その隣はキッチン。
と、ここまでは、ちょっとやり過ぎな感じの洒落たお宅のリビング・ダイニング・キッチンなわけですが、
よく見ると、リビング・ダイニングとキッチンの間の壁には、5段ほどの片持ち階段と、それに続く梯子が…。
この梯子を上がった先に、いったいどんなスペースが作り込まれているのかと言いますと…。
床にバスタブの埋め込まれた、なんとも不思議な雰囲気のベッドルーム&バスルームだったりして。
この感じ、いいですね〜。
それにしても、何でこんなところにバスルームを作ろうと思ったんでしょうか…?
ドーム状の低い天井の下、独特の包まれ感もあって確かにものすごくリラックスして入浴タイムを楽しめそうな気はしますが、 配管とか防水とか耐荷重とか日々のお掃除とかメンテナンスとか、そういった具体的なことを考え始めると、思った以上にこれはハードルが高いような気もしないでもないような…。
まあ、そんな諸々をを気にする必要のない方だからこそ、こういう思い切ったことを実行できちゃうんでしょうけどね。
朝な夕なにこのバスタブに身を横たえて、自宅に居ながらにして、こんな景色を眺めながらのひとときのリラックスタイムを楽しめちゃうとしたら、確かにそれは他の何かでは代えがたいものすごく特別な時間ではあると思いますし。
細かいことは気にしない、特別な楽しみを得るために多少の苦労も厭わない、という、前向きで克己心に溢れた素晴らしい心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お家を建てる際に、こんな感じのロフトのバスルーム&ベッドルーム、思い切ってご検討してみてはいかがでしょうか。
( via Behance )
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【淡く柔らかい光を取り込む】小さい横長の地窓のあるロフトのリビング
「ロフトの勾配天井に天窓」というのも定番の組み合わせですけれど、勾配天井の下の低い位置に小さい横長の地窓というのも、これはこれで良いなと。
もともと包まれ感のような独特の雰囲気のある勾配天井の下の空間の、その一番下の部分をこうやって開くことで、内部の空間に、より拡がりが感じられるようになる気がしません?
低くて小さいこの作りのお陰で、外部からの視線もあまり気になりませんし、かなり低い位置まで太陽が来ないと光が奥まで差し込んでこないので、淡く柔らかい感じに光を取り込むことができます。
こういう窓をメインの窓以外にもう1つ作っておくだけで、風の通りも格段に良くなってくれますしね。
東側や北側の勾配天井に天窓を埋め込みつつ、西側にこういった地窓/小さめの掃き出し窓を組み合わせてみたりするというのも良いかも。
これからお家を建てるご予定で、勾配天井の下のロフト的スペースにリビングや寝室などを作り込んだりしたいなとお考えの方は、こんな感じの窓を作ることも候補の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
( via DE DUJES )