ロフトとかで、屋根の裏の斜めになった形がそのまま出てきているような勾配天井の下のスペースって、ちょっといいですよね。
たとえばこんな感じのキッチンとか、どうでしょう?
頭上に大きな天窓の入った、明るく開放的なキッチン。斜めになった天井の下のスペースの、おもしろさと包まれ感のような落ち着く感じがまざりあったようなこの独特の雰囲気、好きなんですよね。
ちょっと話それますけれど、この写真を見てて思ったんですが、「勾配天井の下にダイニングテーブル」って、もしかして結構ありかも知れませんね。
天井や壁が斜めになっていると、壁にピッタリと寄せて物を置くことができませんから、何かを設置しようとするとちょっと不便じゃないですか。工務店さんに頼んで、傾斜にあわせて家具を造作してもらえばいいんでしょうけれど、手間もコストもそれなりにかかりますし、賃貸だったりしたら尚の事ハードルも高くなりますしね。一度作ってしまったら模様替えもなかなかできないというあたりも引っかかってきたりします。
その点、ダイニングテーブルの上って、特に作業をしたりするわけでもないので実際にはそこまでの高さを必要としないわけで、だったらそこにこういう感じにテーブルを置いてしまうというの、意外と正解だったりするのかなと。
まあ、そういう意味では、ソファを置くというのもありですよね。
寛ぐだけなら特に高さは必要ありませんし、勾配天井の下の独特の包まれ感と相まって、より一層リラックスして過ごせそうな感じのスペースになってくれたりもしますしね。
ベッドなんかも当然ありだと思います。
天窓の真下に、シンプルに最上級のマットレスをそのまま置いて。スキップフロア的に1段高くしてあるところがまたいい感じ。※本当にこんな感じの寝室をお作りになる場合には、「明るいと寝られないの」という方は、シェードやブラインドなどで天窓をきっちりと閉じる方法を検討、導入おくことを「強く」オススメいたします。うちの嫁さんがまさにそうなんですが、寝室の天窓のお陰で、日の出の早い季節には、強制的にものすごく早起きをさせられてるらしいです…。
バスルームというのも、これまたありですよね。
勾配天井の下で、湯船に体を浮かべてリラックス、みたいなの、いいですね〜。このバスルームを作る前にあらかじめ月の軌道を確認しておいて、湯船に浸かりながらお月見ができるような位置関係で天窓とバスタブを配置できちゃったりしたら、これもう最高でしょうね。
とまあ、なんだかひたすら個人的な思い(&妄想)が全開な感じのポストになってしまいましたが、つたない文章ながらも、僕がいかに勾配天井下のスペースを愛しているかについて、みなさまに多少なりともお伝えすることができたのではないかと思います。
お宅の3階にも(別に3階に限りませんが)、こんな感じの勾配天井下のスペース、おひとついかがでしょうか?
( via archilovers )
「雰囲気」タグアーカイブ
【空間のつながりを柔軟にアレンジ】ガラスの間仕切り壁で間を区切られたロフトのベッドルームとバスルーム
こちらのロフトのベッドルーム、ちょっと素敵じゃないですか?
こういう勾配天井の下のスペースっていいですよね。包まれ感のような独特の雰囲気があって、落ち着いてぐっすりと眠れそうです。
ガラスの入った間仕切り壁の向こうにはバスルーム。
スペースを何らかの形で区切るための手段として、単に壁を作るんじゃなくて、こうやってガラスを組み合わせた形のものを用いるのって、結構いいアイディアだと思うんですよ。
光を通して開放感はそのままに確保しつつも、音と空気はある程度遮り、場合によってはカーテンやブラインドを組み合わせることで、ガラスの壁の向こうの空間からの視線をコントロールしたり、防音性や断熱性を強化したりと、かなりいろいろな形で柔軟なアレンジをすることができますから。
以前に、リビング・ダイニングの一画を格子ガラスとカーテンで区切って、そこに書斎やベッドルームを作りこんであるお宅をご紹介したことがあるんですけれど、作りは違えども、アイディアや機能/メリットとしては結構似た部分があるのかなと。
別のパターンではこういうのもありましたね。
新築やご自宅のリフォームに向けて、スペースの区切り方/つなげ方や各種の間取りをご検討中の方がいらっしゃいましたら、こんな感じのお宅を参考にしつつ、いろいろとアイディアを膨らませてみるというのはいかがでしょうか?
( via COTE MAISON )