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木の素材感溢れるシンプルなワークスペース



このワークスペースの雰囲気、かなり良い感じですよね。

DIYで作ったシンプルな木のワークスペース

木の素材感そのままのシンプルな仕上げですけれど、何だかとっても落ち着いて作業に没頭できそうです。

 

このワークスペース、こちらにお住まいのキャロルさんという女性が1から全てDIYで作ったんだそうで。

写真の左が元の状態、右が使用した材料です。

DIYで作ったシンプルな木のワークスペースの材料

元々は壁に打ち付けられた横木すら無い状態だったんですね。

 

そこに、まず壁にドリルで穴を開けまして、横板を打ち付けるための桟木を取り付けます。

DIYで板を打ち付けるための桟木用の穴を壁にドリルで開ける

 

で、桟木の上に順番に横板を打ち付けていけば、実はもう、これだけで8割方は完成したも同然。

DIYで桟木に横板を取り付ける

 

収納関係のボックスも作業用のテーブルも、全部この横木に取り付けます。

 

テーブル用の棚受けを取り付けて、

壁に取り付けた横木に、棚受け金具を取り付ける

そこに天板を乗せれば、あっさりとテーブルが作成。

DIYで壁の横板に取り付けた棚受けに天板を乗せ、テーブルを作る

 

小物を収納しておくためのボックスも、使い勝手の良さそうな場所に自由に取り付けます。

壁の横板に取り付けたワークスペース用の収納ボックス

 

横木を貼ってから、その上に色々なものを取り付けていくこのやり方、壁に直接打ち付けないので、下地を気にせずに位置や大きさも自由に調整することが出来ますし、何年後かに撤去したり、取り付けるものや場所を変えたりしたくなったときにも柔軟に対応することができて良いですよね。

 

仕上げはニスやオイルステインで。

壁に打ち付けた横木をニスやオイルステインで仕上げる

素材感を活かしつつ、幅広い選択肢の中から好みに合わせて色々な仕上げが選べるところも木の良い所かなと。

DIYで作ったシンプルな木のワークスペース2

 

ちなみにこのキャロルさん、自宅の壁に板を張るのが趣味のようで、少し前にはダイニングにも同じことをやってたりして。

同じく、まずは桟木を用意して。

リビング・ダイニングの壁にもDIYで桟木を取り付ける

 

その上に横木を打ち付け。

リビング・ダイニングの壁に取り付けた桟木に横板を打ち付ける

 

これだけで、ダイニングの壁がこんな感じになっちゃうわけです。

DIYで壁に横板を打ち付けたリビング・ダイニング

 

穴が開いたって、さほど気にもなりませんから、気兼ねなく色々な物が取り付けられちゃいます。

壁にLOVEのオーナメント

良いですね〜。

リビング・ダイニングの壁を一面板張りにしておいて、好きな場所に棚を作りつけてみたり、猫を飼っていらっしゃるご家庭なんかだったら、猫用のキャットウォークやキャットタワーを作ったりするのも面白くて良いかも知れませんよね〜。

 

これ、それほど手間も掛からなさそうだし、DIYでリフォームや模様替えをする際のやり方にも良いかも。

うちのリビング・ダイニングの壁も、子供たちのお陰で酷いことになってるからな……。

あと何年かして、子供たちが壁を汚さないように気をつけることができるようになったら、コレ、やってみようかな……。

( via HADAS Y CUSCUS )

大きな作り付け本棚のある森の中のパッシブハウス



こういうシンプルで収納力の高い大きな作り付け本棚、良いですよね〜。

壁面いっぱいに作り付けられたシンプルな巨大本棚

本やファイル、各種資料の類から、ちょっとしたオブジェや写真立てまで、どんなものでもきっちりと収納してくれちゃいます。

しかもこちらの本棚、壁沿いに作り付けられてるんじゃ無くて、壁の中にビルトインされてるんです。

壁面いっぱいに作り付けられたシンプルな巨大本棚2

こうやって壁に埋め込んであると、ものすごくスッキリとしますし、何よりも省スペースになって良いですよね。

万が一の地震の際なんかにも、倒れてくることが無いので、地震の多い日本という国の事情を考えると、そういう点も嬉しいです(中身のモノは根こそぎ全部落ちてくるかも知れませんが……)。

 

こちらのお宅、先ほどのダイニングの本棚に加えて、通路の脇にももう1つ、更に大きな作り付けの本棚を入れてあったりして。

通路のサイドにもシンプルな巨大作り付け本棚を

本棚だけに限らずどんな収納にも共通する話だと思うんですけれど、収納って余裕を持って使えると整理が各段にし易くなりますので、出来ることならば、収めるものの量の1.5倍くらいの容量を確保しておきたいですよね。

そういう意味では、大きな本棚を1つ作って満足するのでは無く、スペースが許すならばこんな風に2箇所で作っておけると良いですよね。

 

本棚脇の通路を抜けた先にはワークスペースが。

通路の向こうの開放的なワークスペース

ダイニング側とワークスペース側で、収納するものを、使途/種類と動線を考慮して上手に分けられたら便利そうです。

 

それにしてもこちらのお宅、ちょっと変わった作りをしてると思いません?

こちら、バルセロナ北部の郊外の森のなかに建つ、casa GGというパッシブハウスでして、6種のボックス状のモジュールからなる躯体を、地形や周辺の樹木の生育状況などに合わせて組み合わせ配置することで、安価かつ短い工期でエネルギー効率の高い住宅を作ることができるんだそうです。

モジュールを組み合わせて気候や自然の環境、地形に対応するエコハウス1

ガラス張りの壁面は、冬期には太陽の光を集めて室内を温室のように暖めてくれ、春と夏の時期には、モジュールの間を引き戸で仕切りつつ、光の差し込んでくる方向にあるモジュールの窓を全て開け放つことで、屋根付きのテラスや縁側のような断熱空間を作り出すことができるようになっています。

 

設計時に想定してるスペックを実際にどの程度まで実現できるのかというのは、地域ごとの気候や実際の環境条件によってもかなり変わってくるんだろうとは思いますけれど、こういう取り組みってちょっと良いですよね。

エコとか抜きにしても、こういう考え方や技術がもっと発展して一般化すると、ごく普通の家を建てる際なんかにも、色々と取り込めるものが出てきたりすると、さらに面白くなってくれそうな気がします。

( via Alventosa Morell )