しっかりとした屋外家具の用意されている庭やテラスというのも当然素敵ですけれど、タイル張りの床やウッドデッキの上に、こういうシンプルでちょっと厚手なカッチリとしたクッションを置いただけ、というのも、これはこれでなかなか宜しいでのは無いかと。
こちら、エーゲ海に浮かぶ、ギリシア パトモス島に建つお宅のルーフバルコニー的なスペースの写真なんですけれど、何のことは無いスペースにクッションを並べただけなのに、最高に居心地の良い屋外リビングが出来上がっちゃってますよね。
もしも自宅に庭やテラスが無くても、陸屋根のお宅だったら、どこかから屋上に出られるような作りにしておいて転落防止用の柵などの最低限の設備を用意しておけば、それだけで十分こんな感じのスペースにできちゃいそうです。クッションは別に防水にしておかなくても、屋上への出入口に置いておくようにしておいて、使うときにサッと持って出れるようにしておけば良いわけで。
見晴らしの良い場所には、やっぱりベンチくらい用意しておけると良いですかね〜。
春や秋などの気候の良い季節はそれだけでもう最高だと思いますけれど、冬だって、小春日和 天気の良い昼間に、アウターを一枚多めに羽織って出たら、結構気持ちよく日向ぼっこなんか出来てしまうのではないかと。
夏は……。オーニングとかを使って日陰を作らないと、ちょっと厳しいですかね……。
( via Clothes PeggS )
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【寛ぎの空間】ガラスで囲われた階段下の読書コーナー
階段って、物凄くシンプルに考えるならば、フロアとフロア、空間同士をどう立体的に接続するかという機能についてだけ考えるというやり方もあるわけですけれど、そこにほんの少しづつ何かを足していくだけで色々なものを加えることもできるんですよね。
例えば、最高に雰囲気の良いリーディングヌック的なスペースにしてしまうことだってできるわけで。
階段エリアというにはあまりにも贅沢過ぎる寛ぎの空間。
かなりの余裕を持って作られたこの中開きの折り返し階段、回り階段や螺旋階段で作ればこの半分以下のスペースで収めることもできるわけで、そう考えると、この階段が如何に贅沢な作りをしているかがよく分かりますが、それだけのペースを余分に割いたとしても十分に納得ができるだけのものを得られてますよね。
1枚目の写真の右側、庭に隣接して作られたテラスのセカンドリビングからの風景。
吹き抜け状になったスペースの壁面は、天井まで全てガラス張り。
こうやって見てみると、この階段エリア、メインの躯体からは独立した外階段的な作りのものをサンルームのようにガラスで囲った、半屋外的スペースとして作られているのがよく分かります。
建物の内部にごく普通の階段を作っていたら、使えるスペースの広さも設置レイアウトにもそれなりの制約がつきまとってしまうわけですが、それを外に出してしまうことで、スペースにも余裕が生まれ、フロア同士の接続という本来の機能に対してもかなりの自由度が確保できるようになっているのかなと。
こちらのお宅の場合、スペースを有効活用するような意図は無かったのかなとは思いますけれど、スペースの広さ的な面で制約がある家を建てる際にも、建物の内部だけでやりくりをするのではなく、こういったものを参考にしつつ、外部や周辺を含めた全体の空間を上手に組み合わせるようなプランが検討できると、色々と面白いアイディアを考える取っ掛かりに出来そうですよね。
( via Home Adore )