こちらのお宅、作りがちょっとおもしろいなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
フランス パリの中心地、6区の一画をなすサン=ジェルマン=デ=プレ地区に建つ30平方mのワンルーム。メインスペースは、こんな感じのリビング兼ベッドルームになってまして、
リビングの右奥のエリアが、コンパクトなダイニング・キッチン。
キッチンからリビング側のビュー。
と、ここまでは、ごくごく普通のワンルームという感じなんですが、ちょっと変わっているのが、リビングの壁に作られたこの室内窓と、その向こうのスペース。
じつはこちら、バスルームなんです。
リビング・ダイニング・キッチンのすぐとなりがバスルームで、しかも、そことの間に室内窓があるなんて、ちょっとおもしろくないですか?
日本の住宅事情の感覚でワンルームのバスルームというと、狭いユニットで、圧迫感うんぬんを気にするどころか、単に「用をたすためのスペース」、寛いだりというのとは程遠いレベルというのが普通だと思うんですが、こちらのお宅のバスルームのように、他のスペースとつながる室内窓が作ってあると、雰囲気がずいぶんと変わってきますよね。
窓があるだけで相当な開放感も得られますし、リビング経由での外部からの光も差し込んできます。これはなかなかよいアイディアなのではないかと。
ブラインドもついていますので、必要に応じて閉じることもできますから、単身者の1人暮らしや、子供のいない若い夫婦の2人暮らしくらいなら(夫婦といえども、お互いのプライバシーを尊重するべきなのは当然ですが)、このつくりで問題になるようなことは特になさそうですし、もしかすると、小学校低学年くらいのお子さんを1人でお風呂に入れさせるさいなんかにも、リビング・ダイニングエリアに居ながらにして中の様子を窺うことができて、意外と役に立ってくれるかも。
お子さんがお年ごろになったら、ちょっと考える必要はあるかも知れませんけれど、それでも、そういったもろもろを補って余りあるほどの、十分過ぎるメリットがあるような気がします。
これからお家を建てたりリフォームしたりするご予定のある方で、「どうにもバスルームのイメージが固まらないんだけれど、良いアイディアないかな」とお考えの方がいらっしゃいましたら、こんな感じのバスルームを参考にしてみるというのはいかがでしょうか。
( via ARCHITECTURAL DIGEST. )
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【遊び心でリフレッシュ】ゴールドとサブウェイタイルのゴージャスなバスルーム
こちらのお宅のこのバスルーム、いいですね〜。
サブウェイタイル貼りの浴室に、ちょっとゴージャスな雰囲気のあるゴールドの幾何学模様のカーテン。
鈍い輝きを放つ真鍮の金物がまたいい感じ。
逆サイドの洗面スペースはこんな感じ。
鏡のフレームのこのギラギラした感じ、古代エジプトの王族の装飾品みたいですな…。
その脇には、さらにこんな感じに、アクセサリー類をそのまんまぶら下げちゃったりして…。
ここまでやっちゃうというのはどうかという気もしないでもないですけれど、お風呂くらい、このくらいきらびやかでもいいですよね。
シャワーエリアの脇には、こんな感じのニッチの物置まで作ってあったりして。
ニッチ内に貼られてるこういうタイル、ペニータイルっていうんでしょうか。こういうことすると、それだけ手間もコストもいちいち膨らんでいきそうで、他人事ながらちょっと怖いような気もしますけど、この遊び心の発揮っぷりは素敵ですよね〜。お風呂ひとつとっても、やろうと思えばここまでやれちゃうものなんだなと。
ちなみにこのバスルーム、もともとはこんな感じだったバスルームを、
こちらのお宅にお住まいの、Dayka Robinsonさんというインテリアデザイナーさんがご自分でDIYでリノベーションして作り込んじゃったものなんだそうで。
掛かった費用、なんと3,000ドル…。3,000ドルって、1ドル120円換算で36万円ってことでしょうか…。いくらなんでも、それはちょっとやり過ぎといいますか、少なくとも個人でコツコツとリノベーションするという範囲は出ちゃってるような気がしないでもないような気もしますが、まあ、こういうのは好みの問題ですから。
それに、自宅のバスルームがこんなだったら、毎日が、それまでよりもちょっと楽しい感じになってくれるような気もしますし。毎朝このバスルームに入るたびに、気持ちがいい感じに高揚したり、日々のドタバタで疲れた体が毎晩ここでリフレッシュされて、気持よくベッドルームに向かうことができるようになるんだと考えれば、たかが3,000ドルなんて、お安いもんですよね。
( via dayka robinson designs )