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この階段の感じ、なんだかスゴく良いなと思ったのでちょっとご紹介を。


この「緩い」イメージはかなり良いかなと。

このくらい緩いと、階段の上の渡り廊下エリアと下のフロアの距離が近く感じれらますよね。


階段自体をかなり手前までギリギリに伸ばしてあるところを見ても、敢えて頑張って「緩く」作ったのかなと。

この雰囲気、僕的にはかなりヒットな感じです。


ちなみにこのお宅、実はメインの階段は別にありまして、この階段自体は無くても大丈夫な階段なんです。

間取り図的に言いますと、こんな感じです。


コチラが1階。

このフロアにはリビング、ダイニング、ワークエリア的なスペースがあります。

建物の真ん中あたりに見えている方の階段が上の写真の階段です。


で、コチラが2階の間取り図です。


図面をご覧になっていただくとわかるように、2階には寝室、バス、トイレと、後は先程の渡り廊下とそれにつながる吹き抜けのエリアしかありません。

しかも、寝室、バス、トイレのある図面上側のエリアにはしっかりとメインの階段があるわけで、建物真ん中側の階段は本来は無くても困らない階段なわけです。


でも、この階段が無かったら、図面下側のワークスペースや渡り廊下、吹き抜けのエリアは、日々の家族の生活の中心である図面上側のエリアと隔たれた「遠い」場所になってしまうと思うんですよね。

そこにこの2つ目の階段が作ってあるおかげで、動線を複線になって、家の中のどのエリアからでも別のエリアにも行きやすいようになっているのかなと。


この「緩い」階段を一つ追加することで、上下各フロアの各エリアそれぞれをイメージ的にも物理的にも相当近づけることができていると思います。

次はこういう階段があるおウチを建ててみたいです...。


( via Home DSGN )



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「ミニマル」とかいっちゃいましたが、良いのかな。


そりゃ、世の中にはもっともっとシンプルでコンパクトなリビングもあると思うんですけれど、敢えて「ミニマル≒最小限」というコトをよくよく考えてみた場合、このくらいのリビングこそが「ミニマル」なのかな、と。


やはり、ソファは最低でも3人くらいがゆったりと座れるサイズであって欲しいですよね。

ソファにそのくらいの余裕があると、家族3〜4人でリビングで一緒に過ごしていても十分に寛げますし、仮に同性の友人と並んで座っても気持ち悪くなったりもしません。

珍しく家族が皆出払っていて自分一人の時間が過ごせるときには、ソファにゴロリと横になったりもできますし。


メインのソファがそのくらい余裕があるサイズで、尚且つ、それとは別に座り心地の良い一人掛けのチェアかソファが一つあると良いですね。

家族皆で一緒の空間に居ても、一人だけちょっと違うことをして過ごしたいときもあるわけじゃ無いですか。

そういうとき、こういう一人掛けの椅子がL字の場所においてあると、「近からず遠からず」「一緒のようで別」「でも一緒」みたいな微妙な距離感で過ごすことができて良いです。

お客さんが来たときとかにも、相手と横に並ぶでも無く、向かい合うでもなく、90度の角度で相対したいときも結構多いと思います。

そういう意味では、この一人掛けのチェアはかなりポイントが高いかな、と。


大人2人+子供2人くらいの家族構成だったら、実際にはこのチェアが無くても全然問題無いんですけれど、でも、このチェアが一つ置かれているだけで、このリビングの有効活用レンジがグッと2.5倍くらいに拡がってくれていると思うんですよね。


というようなことを色々と考えてみると、複数人で暮らす家のリビングには「最低限」このくらいのスペースが必要なのかな、という、最初の話に戻るわけです。


幅4m×奥行き5m≒12畳といったところでしょうか。

決して広くは無いですけれど決して狭くも無い、ごくごく標準的なサイズのリビングですが、良い感じなのでは無いかと。


ちなみに、壁と床、ソファとチェアを、白とグレーでまとめ切っているところもなかなか良い感じかなと。

ベースをこのくらい頑張って上品で落ち着いた感じに仕上げてあると、アドオンで何を持ってきても上手く行く感じがします。

クッションにサーモンピンクみたいな色を入れてみるだけでも相当面白い感じになりますし、チェアのフレームの綺麗な明るいブラウンや、木製パレットを流用した独特な素材感のあるローテーブルなど、それぞれとも絶妙なコントラストを保ってくれていますよね。


次に自宅のリビングの壁を塗り替えるときは、このグレーの雰囲気を真似してみようかな。


( via the guardian )



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