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先日も「作り付けの棚の作り方」というタイトルで同じ様なことを書いた気がするんですが、漠然としたコメントしかできないことがわかりきっているのに、またまた面白い感じの棚を発見してしまったので、身の程も知らずにご紹介させていただきたいと思います。


一言に「作り付けの棚」といいましても、棚というのは「ものを収納するための棚」と「ディスプレイするための棚」という2種類あると思ってまして、そのどちらか一方または双方の性質を兼ね備えていることになるわけですが、今回ご紹介するのはいずれも後者の「ディスプレイするための棚」の方でございます(いきなり長文でわけの分からない理屈っぽいことを書いてしまいました。すんません)。


まず一点目、タイトルは「8月/9月の好奇心の棚」だそうです。


棚の上にディスプレイされた「雑多な物体」と発色の良い黄緑の壁の組み合わせがなかなか良い感じです。

棚の上にディスプレイされているものは何なのか、と言いますと、自身の担当するプロジェクトの資料類、イベントや展覧会のフライヤー、絵葉書など、「自分の現在の好奇心の対象をディスプレイしておくための棚」というわけです。

傍から見ても結構面白い感じがしますが、コレが自分自身の興味があるものばかりをディスプレイしている棚だと考えると、自分にだけは更に魅力的に見える棚なのではないか、という気がして、より面白く見えて来る気がします。


続きまして二点目はこちら、白い壁に作り付けられた「森の棚」です。

棚の上に生えている木は"doily trees"とコメントされてまして、"doily(ドイリー)"というのは、お皿や鉢の下に敷くレースなどの敷物のことなんですが、それを使って作った「木」が、複数系なので「森」なわけです。

そして、左のちょっと横長の棚と右の短い棚の間が空いているのは何でか、といいますと、ここは「川」なんだそうです。

そう言われて改めて見てみると、確かに雪の積もった木が生い茂る川縁の一風景のように見えてくるので、不思議なものです。

こちらはそもそもディスプレイされているものが、本当に単なる「飾り」なわけで、ジョークというか遊び心オンリーの棚という感じですが、結構といいますか、個人的には「ほぼ最高に」面白い棚なのでは無いかと思いますね。



で、冒頭に「収納するための棚」と「ディスプレイするための棚」みたいなことを書いたんですが、なんでそんなことを書いたかといいますと、こちらの二つの棚を見ていて、いずれも「棚の上に何かがディスプレイされてはじめて棚として完成しているんだなぁ」と思わさせられたもので。

これは別に「ディスプレイ棚」に限った話では無くて、「収納棚」の場合でも実は同じ話なのかな、と思うんですが、棚って、何かが収まってはじめて棚として完成するといいますか、そこがスタートといいますか、ともかく一つの形になるんだと思うんです。

この二つの棚は、いずれも棚を作る段階で「何が置かれるか」をイメージされて、その上で作られたわけで、「そういうステップがあるとこうなるんだよ」というのを確認するのになかなか良い題材だな、と思いまして。


壁に棚を作りつける時にここらへんまでイメージして、じゃ、場所はどうしようか、高さはどうしようか、サイズはどうしようか、というステップをきちんと踏むと、「良い棚」を作れるのでは無いかと思います。

あまりキチキチ考え過ぎても、できることもできなくなってしまったりするので、気軽に考えて、毎月一個づつくらいのペースでこういった棚を壁に新しく作り付けたりして遊べると面白いですよね。


そんな風にしてみたいですが、ウチはちょっとスペースが足りないですかね...。


Photo #1©MC =) , #2©Marshall Astor - Food Fetishist



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このベッドルーム、何だかとっても良い感じじゃないですか?


黄色のお花柄の壁紙はちょっとやりすぎちゃっている気もしないでも無いですが、落ち着いたイエローとグレーがなかなか良い感じに組み合わせられているのではないかと。

色使いも良いなとは思うんですが、奥に見えるウォークインクローゼットもかなり「良い感じ」ですね。

ベッドルームとの雰囲気のギャップが、結構普通の感じのウォークインクローゼットを、何だかちょっと魅力的な「不思議な場所」に見せているような気がします。


30年以上も前、まだ「ウォークインクローゼット」という言葉が一般的で無かったころ、ウチの実家にあった納戸を思い出しますね。

古い家には何かしらそういった納戸的なスペースがあったと思うんですけれど、部屋の様で部屋でない何だか「非日常的な」感じをもつその空間を、幼心にもとても面白く感じていた記憶があります。


この写真を見ていて思ったんですけれど、ウォークインクローゼットを単なる機能的な空間「だけ」として作らずに、プラスアルファの「何か」を持たせることを考えると、色々と面白くなるのではないかな、と。

当然機能的で無いと困るのでそれは大前提なんですが、それだけでなく、「遊びココロ」を兼ね備えた空間にした方がいいと思うんですよね。


この写真で言えば、脳内お花畑みたいなイエローをふんだんに使ったベッドルームの雰囲気と、その向こうにある機能的なウォークインクローゼットとのコントラストがその面白さを現しているのではないかと思います(コレは実際にはウォークインクローゼットの面白さではなく、寝室の面白さに依存しているものなわけですが...)。

「このクローゼットに入って行ったら何があるんだろう?」と思わせるような「場所」を作ることで、隣接する別の空間も面白くなっていくのかな、と。


そういった見た目的な話だけでなく、機能的な面でも「ギャップ」や「遊びココロ」をもたせるのは面白いと思います。

例えばこのクローゼットに入って行ったら、一部が書斎になってたらちょっと面白いですかね。

基本は衣類とかカバンとかそういったものの収納空間なのに、実はテーブルと椅子とPCとかも置いてあって、ちょっと自宅で仕事がしたい時とか、一人でじっくり本を読みたい時なんかに籠もれる「小さな隠れ家的空間」になってるとか。

そういう意外性や面白さがあるおウチというのは、住んでいても楽しいと思いますし、模様替えとかレイアウト変更なんかをする際にも、色々と選択肢も広がって面白い様な気がしますね。


「何を作ったら面白いか」というのは人それぞれ違うんでしょうが、「何かプラスアルファを持つ空間を作りたい」という気持ちがあれば、そこには単なるウォークオンクローゼットでは無い「空間」を作ることができるのでは無いかと思います。

元ネタのサイトでは色々なタイプのウォークインクローゼットが紹介されていましたので、興味のある方は是非覗いてイマジネーションを膨らませてみてはいかがでしょうか。


( via skona hem )



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