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こちらのテラス、中々良い感じです。


タイル貼りの床に、感じの良い木製のテーブルと椅子の屋外家具セット。椅子にはしっかりとクッションまで付けられていて、長い時間のんびりできそうな雰囲気があります。


かなりしっかりとしたオーニングが設置されているところも良いですね。



オーニングくらい、あっても無くても大差無い様な気もしますが、実はコレ、結構重要なポイントなのでは無いかと。


こちらの写真のお宅はスペイン バルセロナにありますので、日本の気候とはちょっと違いますが、オーニングがあれば、日差しの強い猛暑日やちょっと天気の悪い日でもテラスに出ていられます。


バルセロナは地中海性気候ですので、気候はこんな感じです。
・夏は平均最高気温28度前後、平均最低気温19度前後と、丁度よい暖かさ。
・冬も平均最高気温は13度前後あり、平均最低気温も4度前後はあるので、関東の真冬ほどは寒くない。
・降雨量は年間を通じてあまり多くなく、最も雨の多い秋でも月間90mm程度、その他の季節は月間50mm程度しか降らない(日本は極端に少ない冬の一定時期を除いてコンスタントに月間100mmから200mmは降ります)。

住みやすそうですね...。


こんな気候のバルセロナでさえオーニングがあったら随分違うと思いますが、況や夏は30度を超える日々が続き、ばんばか雨の降る日本であれば、オーニングの活躍度は更に上がろうというもの。

「日差しがあんまりにも強いからテラスに出たく無い」とか、「屋外家具やテラスに置いてある備品類を雨ざらしにしたくない」的な問題も解決してくれるわけです。

この位しっかりとしたオーニングがあれば、夏場のちょっとした小ぶりの雨だったら、テラスに出てのんびりしよう、という気にもなりそうです。

そういったことを考えると、例えばテラスを活用できる日数が週末のみ限られているとすれば、オーニングがあるか無いかでテラスの利用可能日数は格段に変わると思います。

何だかオーニングの絶賛大会みたいになってしまいました...。


テラスの逆のエリアは半屋内的な空間になってます。


せっかくコレだけ面白い感じの空間にしているのに、左手奥に見えるスチール製の棚のセンスの無さは何なんでしょうかね...。


ちなみにこちらのお宅、家の中も中々面白いです。

こんな感じのかなり立派な書斎があったリします。


この広さは相当贅沢です。

自宅にこの位広い書斎があったら良いですね。

というか、コレだけ広かったら、SOHO的に2、3人のメンバーで出来る仕事だったらここだけで出来てしまいそうです。

「書斎」というよりも「仕事場」という感じでしょうか。


この書斎、壁も中々面白い感じです。

"exposed wall"と説明されていまして、RC打ちっぱなし(exposed concrete finishとかいうんでしょうか)と似ている感じですが、素材がちょっと違いますね。

「剥き出しの壁」、「作りっぱなしの壁」という感じでしょうか。


写真には写ってないんですが、写真左手の天井は天窓になってまして、そこから自然光が取り込める様になってます。

上から降り注ぐ自然光の下で仕事が出来るというのは、気分的に中々良いのでは無いかと。


ベッドルームも、壁はやはり同じ仕上げになってます。


こちらは天窓は無いので明かりは照明だけになるんですが、この壁、照明を色々と変えてみたら、影の感じが変化して面白そうですね。

薄暗い感じの間接照明にしたら洞窟の様な感じで落ち着くベッドルームになるかもしれないですし、逆に、ものすごく明るい白系統の照明にしてみたら壁の雰囲気とのギャップが面白い感じになるかもしれません。

ベッドルームというごくプライベートな空間ですので、思い切って色々な照明を試して遊んでみるのも楽しそうです。


と、かなり取り留めの無い話になってしまいましたが、こういった「ちょっと変わったお家」というのも何かの参考になるかな、と思ってご紹介させて頂きました。

なりませんか?そーですか...。


Photo ©lucasfoxbcn



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前回、屋外ダイニングの様に仕上がっているコンパクトなバルコニーを紹介した際に、「手すり(フェンス)がポイント」という話を書いたんですが、良い感じのバルコニーやテラスの写真をいくつか発見したので、フェンスのデザインに注目してご紹介してみたいと思います。


まずはこちら、スペイン Balearic Islands、Palma Novaのリゾートのバルコニーです。


バルコニーが居室エリアと大きなガラスドアでつながった配置になっているため、手すりは格子などの完全にシースルーな形状では無く、上部が格子、下部が壁、という組み合わせになっています。

上部が格子になっていることによって、バルコニー内の椅子に腰掛けた時の視界や圧迫感はかなり改善されていると思います。

それでいて、外部下方からの視線は完全に遮ることができますので、バルコニー内への視線、バルコニーに隣接する居室内のプライバシーは保つことができるわけです。

この組み合わせパターンのデザインは色々と応用ができると思います。


続きましてこちら、アメリカ サンフランシスコのアパートメントのテラスです。


こちらは、「燦々と降り注ぐ太陽を何者にも邪魔されること無く体いっぱい浴びてます」的な開放感です。

フェンスも一切目隠しナシで、格子そのまんま、落下の危険は防げていますが、視線は全く遮ってません。

こういったパターンでも、前回紹介したように、必要に応じてテラスに何かをディスプレイしたり、観葉植物をおいたりすれば、外部への露出は適宜コントロールできます。


最初のスペインのパターンと2番目のサンフランシスコのパターンで、根本的に何が違うか、というと、それは結局、テラスやバルコニーの「物理的な配置」や「位置づけ」なんでしょうね。


前者の場合は、バルコニーは完全に居室の延長であって、物理的な配置としても、バルコニーの位置づけとしても、「外からバルコニーが覗けてしまう=居室内で寛いでいる姿が覗けてしまう」ということになってしまうわけです。

それは困る、ということで、視線を遮るものを最初からしっかりと(ただし必要最小限に)、作ってあるわけです。


それに対して後者はというと、このテラスは決して居室の延長というわけではなく、「外から見えても構わない独立したエリア」として作られてるわけです。

なので、視線を遮るものも特に作っていない、と。


日本の住宅地で家を建てる場合には、どちらかと言えば前者に近い形を選択することが多いと思います(または前者よりももっとしっかりとした目隠しフェンスを作るパターン)。

ただし、周辺の環境や立地によっては必ずしも周辺からの視線をそこまで気にしなくても良いパターンも十分にありえますし、後から観葉植物などで調整を加えることは可能なわけです。

なので、考え方としては、まずは家を建てる土地の立地条件、周辺の環境などと照らして、後者の様なシンプルなパターンのフェンスでどうにかできないかを考えて、それではNGということであれば、そこから徐々に前者のパターンに近づけていくのが良いのでは無いかと。


ちなみに僕の家の2階のテラスは前者のパターンの最終型の様なパターンで、テラスの周りは三方とも高さ2m以上のフェンスでしっかりと囲われています。

見えるのは空だけ、という感じで、そういった意味では残念なんですが、このパターンにも一つ大きなメリットがあります。

それは「防音」です。

厚さ20cm位のしっかりした塗り壁のフェンスで囲っているので、テラスでちょっとやそっと騒いでも、家の前の道にはあまり音が漏れていきません。

なので、年1、2回、テラスで友人たちとBBQをする時などは、昼間っからビールを飲んで騒いでも大丈夫、という嬉しいメリットがあります。

たまに七輪でサンマを焼いたりもしていますが、これも煙が上に上がっていくので、(多分)周囲の人からどうこうと思われる様なことは無いです(これは真偽の程は定かではありませんが...)。


今回ご紹介した以外にも、目隠しとしてはルーバーを使ったパターンなどいくつかのパターンがありますので、そこら辺もまた別途ご紹介してみたいと思います。


たかがフェンスなんですが、どういったフェンスを作るかでそのバルコニーやテラスの位置付けや使い勝手が変わってきてしまうものですので、家を建てる際には、購入する土地の立地を踏まえてしっかりと検討してみた方が良いと思います。


Photo #1©Burkazoid , #2©Tolka Rover



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